広島2000年以降振り返り③

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は広島の2010〜2014年を振り返っていきたいです。

 

2010年 5位

1 二 東出輝裕 267 1 40

2 遊 梵英心 306 13 56

3 中 天谷宗一郎 245 6 35

4 三 栗原健太 295 15 65

5 右 廣瀬純 309 12 57

6 左 嶋重宣 262 14 46

7 一 岩本貴裕 259 14 36

8 捕 石原慶幸 263 8 41

9 投手

P  先発

 前田健太 15ー8 2.21

 ジオ 8ー8 4.07

 スタルツ 6ー10 5.07

 篠田純平 6ー6 4.47

 中継ぎ

 高橋建 26 9.30

 岸本秀樹 51 5.97

 大島崇行 53 5.14

 抑え

 横山竜士 46 11 1.62

 

この年は5位となりました。投手ではエースと呼べる選手が台頭してきており、野手では新たな選手が何人か出てきました。野手では、栗原が15本で、本来の力からすると少し物足りないですが、梵が打率3割、13本で盗塁王も獲得しました。この年は前年に大物新人として期待されていた岩本がブレークし、14本塁打で長打力を示しました。さらに、廣瀬も台頭し、打率3割、12本と好成績を残しました。岩本、廣瀬は打線の軸へと成長してほしいところです。嶋も14本塁打を放ちました。東出は、フルシーズン安定した活躍をし、石原もほぼ正捕手の座を確保したといえるでしょう。一方、ピッチャー陣は、前田健防御率2.21、15勝で最多勝最優秀防御率最多奪三振沢村賞と様々な投手タイトルを総なめにし、チームのエースを通り越して、球界のエースと呼ばれるまでに成長しました。ジオが8勝、スタルツと篠田が6勝でしたが、前田健に次ぐ先発陣が貯金を作ることが課題ですね。中継ぎは、岸本、大島が中心でしたが、ともに防御率5点台で苦しみました。高橋も防御率9点台と不振でした。中継ぎ陣のやりくりには苦労した感じです。抑えは、主に横山が務め、防御率1.62、11セーブと好成績を残しました。

 

2011年 5位

1 二 東出輝裕 278 0 27

2 遊 木村昇吾 259 0 17

3 三 バーデン 281 3 20

4 一 栗原健太 293 17 87

5 中 丸佳浩 241 9 50

6 右 廣瀬純 271 2 27

7 左 松山竜平 270 3 19

8 捕 石原慶幸 201 4 27

9 投手

P  先発

 バリントン 13ー11 2.42

 前田健太 10ー12 2.46

 福井優也 8ー10 4.12

 篠田純平 5ー7 4.13

 中継ぎ

 岸本秀樹 42 4.17

 青木高広 76 3.27

 今村猛 54 4.69

 抑え

 サファテ 57 35 1.34

 

この年は5位となりました。野手では、栗原が17本でチームで唯一二桁本塁打を達成し、打線の軸となりました。しかし、この年は統一球が導入された影響もあり、打線にはやや苦労しました。東出は安定した成績を残しましたが、栗原、東出以外は、丸がブレークして1年間活躍したことが目立ったくらいであり、残りはレギュラーを固定できませんでした。木村、松山など新しい選手が出てきてはいるので、この辺りの選手がレギュラーを獲得したいところです。シーズン途中入団のバーデンも来季は成績の上積みを期待できるでしょう。石原、廣瀬は巻き返し必須です。一方、ピッチャー陣は、新加入のバリントンが13勝、前田健が10勝で2年連続で最多奪三振のタイトルを獲得しました。2人が二桁勝利を達成しました。ルーキーの福井が8勝、篠田が5勝で、前田健に次ぐ先発陣は出てきました。中継ぎは、青木が中心となり多くの登板機会を得ました。岸本と台頭してきた今村が非常に頑張りましたが、4点台の防御率は課題です。抑えは新加入のサファテが務め、防御率1.34、35セーブと圧巻の成績ともいえる成績を残しました。

 

2012年 4位

1 左 天谷宗一郎 265 6 25

2 二 東出輝裕 247 0 6

3 遊 梵英心 244 10 52

4 一 岩本貴裕 268 6 27

5 三 堂林翔太 242 14 45

6 中 丸佳浩 247 4 22

7 右 廣瀬純 241 6 33

8 捕 石原慶幸 240 1 22

9 投手

P  先発

 前田健太 14ー7 1.53

 野村祐輔 9ー11 1.98

 大竹寛 11ー5 2.36

 バリントン 7ー14 3.23

 今井啓介 4ー8 2.81

 中継ぎ

 サファテ 47 2.90

 今村猛 69 1.89

 抑え

 ミコライオ 61 21 2.79

 

この年は4位となりました。野手では、堂林が台頭し、14本塁打でチーム最多本塁打となりました。梵が10本、さらにシーズン途中加入で打席数が少ないながらエルドレッドが11本と長打力を魅せました。東出、丸、天谷、廣瀬、岩本、石原はこの年は半レギュラーのような立ち位置であったため、レギュラーを目指したいところです。統一球の影響もありましたが、打線の強化は必須ですね。一方、ピッチャー陣は、前田健防御率1.53、14勝、大竹が11勝で2人が二桁勝利を達成しました。ルーキーの野村が9勝ながら、防御率は1.98と素晴らしい数字を記録しました。バリントンが7勝で先発陣は厚みが出てきました。中継ぎは、抑えから転向したサファテ、防御率1点台を記録した今村の2人が軸でしたが、この2人以外の中継ぎ陣の台頭が大きな課題です。抑えは、主にミコライオが務め、21セーブを挙げました。

 

2013年 3位

1 中 丸佳浩 273 14 58

2 二 菊池涼介 247 11 57

3 右 松山竜平 282 10 52

4 一 キラ 259 14 45

5 遊 梵英心 304 6 42

6 左 廣瀬純 270 9 39

7 三 堂林翔太 217 6 41

8 捕 石原慶幸 248 7 35

9 投手

P  先発

 前田健太 15ー7 2.10

 バリントン 11ー9 3.27

 野村祐輔 12ー6 3.74

 大竹寛 10ー10 3.37

 中継ぎ

 久本祐一 43 3.00

 今井啓介 33 3.23

 永川勝浩 29 2.04

 横山竜士 37 3.23

 今村猛 57 3.31

 抑え

 ミコライオ 57 27 2.04

 

この年は3位となりました。さらにクライマックスシリーズのファーストステージを勝ち上がり、ファイナルステージまで進出しました。野手では、シーズン途中加入のキラと丸が14本塁打でチーム最多本塁打となりました。丸は盗塁王も獲得しました。エルドレッドは13本放ちましたが、シーズンを通して活躍したいところです。また大ブレークしてレギュラーに定着した菊池が11本、松山が10本と新しい選手の活躍が目立ちました。梵が規定打席未満ながら打率3割をクリアしました。石原も多くの出場機会を得てほぼ正捕手に戻りました。堂林は巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、前田健防御率2.10、15勝で最優秀防御率を獲得しました。野村が12勝、バリントンが11勝、大竹が10勝で10勝カルテットを形成しました。中継ぎは、久本、横山、今村が軸となりました。さらに、先発から転向した今井、永川も頑張りました。抑えは、ミコライオが務め、27セーブを挙げました。

 

2014年 3位

1 右 堂林翔太 246 8 28

2 二 菊池涼介 325 11 58

3 中 丸佳浩 310 19 67

4 一 エルドレッド 260 37 104

5 左 ロサリオ 336 14 49

6 三 梵英心 269 8 41

7 遊 田中広輔 292 9 34

8 捕 會澤翼 307 10 30

9 投手

P  先発

 前田健太 11ー9 2.60

 大瀬良大地 10ー8 4.05

 バリントン 9ー8 4.58

 野村祐輔 7ー8 4.39

 福井優也 4ー5 4.35

 中継ぎ

 九里亜蓮 20 4.00

 戸田隆矢 30 3.22

 中田廉 66 3.89

 永川勝浩 52 4.04

 中崎翔太 32 3.92

 一岡竜司 31 0.58

 抑え

 ミコライオ 51 25 2.45

 

この年は3位となりました。野手では、エルドレッドが37本、104打点と4番としての役割を十二分に果たしました。丸が打率310、19本とチームの主力となってきました。新加入のロサリオも規定打席未満ながら打率336、14本と好成績を残しました。菊池もフルシーズン活躍し、打率325、11本と大活躍でした。キラが11本をマークしましたが、シーズンを通して活躍したいところですね。また會澤も台頭し、10本塁打を放ちました。田中広もブレークしてきており、将来の主軸になれる可能性を示しました。梵、堂林もまずまずでした。一方、ピッチャー陣は、前田健が11勝、ルーキーの大瀬良が10勝で2人が二桁勝利を達成しました。バリントンが9勝、野村が7勝と先発陣はまずまずでした。福井が復活するとさらに厚い先発陣となります。中継ぎは、台頭した中田と防御率4点台と苦しみながらも永川が中心となりました。中継ぎ陣は他にも中崎、防御率0点台の一岡、戸田と新たな選手がたくさん出てきました。抑えは、ミコライオが務め、25セーブを記録しました。

 

この5年間は、2010〜2012年はBクラスでしたが、2013年と2014年は3位でした。菊池、丸、田中広、野村、中田、一岡、大瀬良など多くの若い選手が台頭してきました。今後5年間も期待していきたいところです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。