広島2000年以降振り返り④

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は広島の2015年〜2019年を振り返っていきたいです。

 

2015年 4位

1 遊 田中広輔 274 8 45

2 二 菊池涼介 254 8 32

3 中 丸佳浩 249 19 63

4 一 新井貴浩 275 7 57

5 左 エルドレッド 227 19 54

6 右 シアーホルツ 250 10 30

7 三 梵英心 237 6 27

8 捕 會澤翼 246 6 30

9 投手

P  先発

 前田健太 15ー8 2.09

 ジョンソン 14ー7 1.85

 黒田博樹 11ー8 2.55

 福井優也 9ー6 3.56

 野村祐輔 5ー8 4.64

 中継ぎ

 戸田隆矢 34 3.63

 一岡竜司 38 4.14

 ヒース 43 2.36

 大瀬良大地 51 3.13

 抑え

 中崎翔太 69 29 2.34

 

この年は少しの差で4位となり、クライマックスシリーズ出場を逃しました。投手陣は良かったですが、野手陣では、前年と比べると成績を落とした選手が多く、この点がAクラス入りを逃した原因となりました。野手では、エルドレッドと丸が19本塁打でチーム最多でしたが、2人ともに打率を落とし、エルドレッドは出場機会もかなり減った上での数字でした。新加入のシアーホルツも10本で長打力は示しました。復活した新井や田中広はブレークしてシーズン通して安定した成績を残しました。菊池は打率を7分近く落としてしまい、ここは反省点です。また會澤も出場機会は増えましたが、成績は落としてしまいました。梵も巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、前田健が15勝、新加入のジョンソンが防御率1.85、14勝、復帰した黒田が11勝で3人が二桁勝利を達成しました。福井が復活し、9勝を挙げました。野村は5勝に終わり、巻き返したいところです。中継ぎは、ヒースと先発から転向した大瀬良が軸となりました。戸田と一岡も活躍しましたが、一岡は防御率4点台と苦労しました。抑えは、中崎で29セーブを挙げました。

 

2016年 1位

1 遊 田中広輔 265 13 39

2 二 菊池涼介 315 13 56

3 中 丸佳浩 291 20 90

4 一 新井貴浩 300 19 101

5 左 エルドレッド 294 21 53

6 右 鈴木誠也 335 29 95

7 三 安部友裕 282 6 33

8 捕 石原慶幸 202 0 17

9 投手

P  先発

 野村祐輔 16ー3 2.71

 ジョンソン 15ー7 2.15

 黒田博樹 10ー8 3.09

 福井優也 5ー4 4.34

 岡田明丈 4ー3 3.02

 中継ぎ

 一岡竜司 27 1.82

 今村猛 67 2.44

 九里亜蓮 27 4.50

 ジャクソン 67 1.71

 ヘーゲンズ 50 2.92

 抑え

 中崎翔太 61 34 1.32

 

この年は1位となり、クライマックスシリーズも勝ち進んで、日本シリーズまで進出しました。この年は投手、野手ともに軸になれる選手が育ち、圧倒的な強さという印象でした。野手では、やはり、鈴木誠が大ブレークしてきて一気にチームの中心選手となったことが大きかったです。鈴木誠は335、29本と素晴らしい成績を残しました。エルドレッドが21本、丸が20本と3人が20本をクリアしました。さらに、新井が300、19本、101打点と4番として完全に機能しました。田中広と菊池が13本で菊池は打率も3割を大きく上回りました。出場機会が少ないながらも松山が10本をクリアしました。さらに安部が台頭してきており、レギュラーに定着したいところです。一方、ピッチャー陣は、野村が16勝、ジョンソンが15勝、黒田が10勝を挙げ、二桁勝利を3人が記録しました。前田健がメジャー移籍したため、不安視された先発陣ですが、しっかりと機能しました。福井が5勝で、もう少し上積みしたいところです。ルーキーの岡田も台頭し、さらなる上積みに期待したいですね。中継ぎは、今村、ジャクソン、ヘーゲンズが軸となり、ジャクソンは、1点台の防御率を記録しました。抑えは、中崎が務め、防御率1.32、34セーブと好成績を挙げました。

 

2017年 1位

1 遊 田中広輔 290 8 60

2 二 菊池涼介 271 14 56

3 中 丸佳浩 308 23 92

4 右 鈴木誠也 300 26 90

5 左 松山竜平 326 14 77

6 一 エルドレッド 265 27 78

7 三 安部友裕 310 4 49

8 捕 會澤翼 275 6 35

9 投手

P  先発

 薮田和樹 15ー3 2.58

 岡田明丈 12ー5 4.00

 大瀬良大地 10ー2 3.65

 野村祐輔 9ー5 2.78

 九里亜蓮 9ー5 3.64

 ジョンソン 6ー3 4.01

 中継ぎ

 一岡竜司 59 1.85

 ジャクソン 60 2.03

 中崎翔太 59 1.40

 中田廉 53 2.70

 抑え

 今村猛 68 23 2.38

 

この年も1位となり、2連覇となりました。しかし、クライマックスシリーズのファイナルステージで敗退し、日本シリーズ進出は逃しました。野手では、鈴木誠と丸が軸となりました。鈴木誠は3割、26本、丸が3割、23本と素晴らしい成績を残しました。エルドレッドが27本塁打で20本を達成した選手は3人となりました。菊池、松山が14本で長打力を示しました。松山は規定打席未満ながら、打率326と好打率でした。シーズン途中加入ながらバティスタも10本をクリアしました。安部が完全にレギュラーに定着し、3割をクリアしました。田中広、會澤も安定した成績を残しました。一方、ピッチャー陣は、薮田が大ブレークし、15勝、岡田も成長して12勝、大瀬良が10勝で3人が二桁勝利となりました。黒田が引退し、不安視されましたが、十二分に先発陣は機能しました。野村と九里が9勝、ジョンソンが6勝で、先発陣は枚数も十分でレベルも高かったです。中継ぎは、一岡、ジャクソン、中崎、中田が軸となり、一岡と中崎は1点台の防御率を記録しました。抑えは、主に今村が務め、23セーブを挙げました。

 

2018年 1位

1 遊 田中広輔 262 10 60

2 二 菊池涼介 233 13 60

3 中 丸佳浩 306 39 97

4 右 鈴木誠也 320 30 94

5 一 松山竜平 302 12 74

6 左 野間峻祥 286 5 46

7 三 西川龍馬 306 6 46

8 捕 會澤翼 305 14 42

9 投手

P  先発

 大瀬良大地 15ー7 2.62

 ジョンソン 11ー5 3.11

 岡田明丈 8ー7 5.09

 野村祐輔 7ー6 4.22

 九里亜蓮 8ー4 4.26

 中継ぎ

 アドゥワ誠 53 3.74

 一岡竜司 59 2.88

 今村猛 43 5.17

 ジャクソン 48 2.76

 フランスア 47 1.66

 抑え

 中崎翔太 68 32 2.71

 

この年も1位となり、3連覇を達成しました。この年は日本シリーズまで進出しましたが、日本一にはなれず、日本一は翌年以降に持ち越しとなりました。野手では、やはり、丸と鈴木誠が軸となりました。丸は306、39本、鈴木誠は320、30本と好成績を残しました。出場機会は少ないながら、バティスタが25本を放ちました。菊池と會澤が13本、松山が12本、田中広が10本で打線のどこからホームランが飛び出してもおかしくないような打線でした。さらに確実性も高く、松山が規定打席に達して3割を達成し、會澤と台頭した西川が規定打席未満ながら3割を達成しました。田中広と菊池の率がやや低く、この2人が本来の力を発揮すればさらに怖い打線となります。野間もブレークし、シーズンを通して活躍しました。一方、ピッチャー陣は、大瀬良が15勝、ジョンソンが11勝で2人が二桁勝利を達成しました。岡田と九里が8勝、野村が7勝で、先発陣はかなり計算できました。中継ぎは、台頭したアドゥワ、一岡、ジャクソン、新加入のフランスアが軸となりました。フランスアは1点台の防御率を記録しました。今村も多くの登板機会を得ましたが5点台の防御率は改善したいところです。抑えは、中崎が務め、32セーブを挙げました。

 

2019年 4位

1 中 西川龍馬 297 16 64

2 二 菊池涼介 261 13 48

3 一 バティスタ 269 26 64

4 右 鈴木誠也 335 28 87

5 左 松山竜平 259 6 49

6 捕 會澤翼 277 12 63

7 三 安部友裕 254 8 28

8 遊 田中広輔 193 3 27

9 投手

P  先発

 ジョンソン 11ー8 2.59

 大瀬良大地 11ー9 3.53

 床田寛樹 7ー6 2.96

 野村祐輔 6ー5 4.06

 九里亜蓮 8ー8 3.51

 アドゥワ誠 3ー5 4.32

 中継ぎ

 一岡竜司 33 2.90

 今村猛 27 3.55

 遠藤淳志 34 3.16

 菊池保則 58 2.80

 中崎翔太 36 4.08

 中村恭平 43 2.64

 レグナルト 52 3.34

 抑え

 フランスア 67 12 2.76

 

この年は4位となりました。3連覇から一転してBクラス転落となってしまいましたが、翌年以降の巻き返しに期待したいところです。野手では、鈴木誠が335、28本で打線の軸となり、結果も残しました。バティスタが26本塁打を放ち、長打力抜群でしたが、薬物違反で出場停止処分となってしまい、ここは痛かったです。西川が16本、菊池涼が13本、會澤が12本と二桁本塁打を達成した選手は5人いました。松山、田中広が成績を落とし、田中広は極度の不振に陥ってしまいましたが、本来の実力を取り戻すと、良い打線となります。一方、ピッチャー陣は、ジョンソンと大瀬良が11勝で2人が二桁勝利を達成しました。九里が先発と中継ぎを併用して8勝、床田が台頭して7勝、野村が6勝となりました。中継ぎは、菊池保、中村恭、レグナルトが軸となり、安定した成績を残しました。抑えは、主にフランスアが務め、12セーブを挙げました。フランスアは中継ぎとしても多くの登板機会をこなし、8勝を挙げました。

 

この5年間は、2016〜2018年のリーグ3連覇がハイライトだと思われますが、2015年以前にきっちり選手を育ててきていたこと(丸、菊池涼、田中広、大瀬良、野村、中崎など)優勝3シーズンでブレークした選手(鈴木誠、西川など)が噛み合ったことが大きかったです。次の5年間には、世代交代が必要なポジションも出てくると思いますが、育成に定評のあるチームなのでどのように転換していくのか楽しみです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。