中日2000年以降振り返り③

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は中日の2010〜2014年について振り返っていきたいです。

 

2010年 1位

1 遊 荒木雅博 294 3 39

2 中 大島洋平 258 0 17

3 三 森野将彦 327 22 84

4 左 和田一浩 339 37 93

5 一 ブランコ 264 32 86

6 右 野本圭 218 4 27

7 二 堂上直倫 263 5 30

8 捕 谷繁元信 244 7 32

9 投手

P  先発

 チェン 13ー10 2.87

 吉見一起 12ー9 3.50

 中田賢一 7ー4 2.90

 山井大介 7ー4 3.75

 山本昌 5ー1 3.21

 中継ぎ

 平井正史 46 2.20

 高橋聡文 63 1.61

 浅尾拓也 72 1.68

 抑え

 岩瀬仁紀 54 42 2.25

 

この年は1位となり、クライマックスシリーズも勝ち進み、日本シリーズまで進出しました。日本一にはなれませんでしたが、投打に充実しており、翌年以降にも期待できそうです。野手では、和田が軸となり、339、37本でMVPを獲得しました。ブランコが32本で2人が30本をクリアしました。森野が327、22本でクリーンナップ3人は好成績を残しました。荒木が年間通して安定した成績を残しました。またこの年は、ルーキーの大島と堂上直が台頭して、多くの出場機会を得ました。野本が前年よりも成績を伸ばしており、順当に来ています。一方、ピッチャー陣は、チェンが13勝、吉見が12勝で、先発陣では2人が二桁勝利を達成しました。中田と山井が7勝、山本昌が5勝でした。山本昌は年齢的にも年間を通して働くのは厳しくなってきており、他の選手の台頭が待たれます。中継ぎは、平井、高橋聡、浅尾が軸となりました。浅尾は防御率1.68で中継ぎながら12勝を挙げ、最優秀中継ぎ投手に輝きました。高橋聡が防御率1.61と防御率的には浅尾よりも上となりました。抑えは、岩瀬が務め、42セーブで最優秀救援投手のタイトルを獲得しました。

 

2011年 1位

1 遊 荒木雅博 263 2 24

2 二 井端弘和 234 1 29

3 三 森野将彦 232 10 45

4 一 ブランコ 248 16 48

5 左 和田一浩 232 12 54

6 右 平田良介 255 11 38

7 捕 谷繁元信 256 6 31

8 中 大島洋平 243 3 18

9 投手

P  先発

 吉見一起 18ー3 1.65

 ネルソン 10ー14 2.54

 チェン 8ー10 2.68

 川井雄太 5ー3 2.39

 ソト 5ー1 1.73

 中継ぎ

 鈴木義広 55 1.08

 小林正人 58 0.87

 浅尾拓也 79 0.41

 抑え

 岩瀬仁紀 56 37 1.48

 

この年も1位となり、2年連続で優勝となりました。日本一には惜しくも届きませんでしたが、翌年は3連覇を狙い、その上で日本一にもなりたいところです。野手では、統一球が導入された影響もあり、成績を落とす選手が少し目立ちました。ブランコが16本、和田が12本、ブレークした平田が11本、森野が10本で4人が二桁本塁打を達成しました。しかし、20本をクリアした選手はおらず、統一球の影響とはいえ寂しい数字ではあります。荒木は年間フルで活躍し、まずまずの成績を残しました。井端は打率がやや低迷し、巻き返したいところです。大島ももっと打率を残せる選手だと思うので期待したいですね。一方、ピッチャー陣は、吉見が防御率1.65、18勝で、最優秀防御率最多勝、最高勝率のタイトルを獲得しました。ネルソンが10勝を挙げ、2人が二桁勝利を記録しました。チェンが8勝、川井とソトが5勝で5人はある程度は計算でき、先発ローテーションはかなり安定していました。中継ぎは、鈴木、小林、浅尾が中心となり、浅尾が防御率0.41でMVP、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。小林も防御率0.87と浅尾に負けないくらい安定していました。鈴木が防御率1.08でリリーフ陣は付け入る隙がないという感じですね。抑えは、岩瀬が務め、防御率1.48、37セーブと素晴らしい成績でした。

 

2012年 2位

1 中 大島洋平 310 1 13

2 二 荒木雅博 251 3 31

3 左 和田一浩 285 9 63

4 一 ブランコ 248 24 65

5 遊 井端弘和 284 2 35

6 三 森野将彦 249 6 50

7 右 平田良介 216 11 32

8 捕 谷繁元信 228 5 32

9 投手

P  先発

 吉見一起 13ー4 1.75

 山内壮馬 10ー7 2.43

 中田賢一 7ー10 2.83

 岩田慎司 5ー5 2.74

 ソト 4ー1 2.17

 中継ぎ

 武藤祐太 33 3.02

 小林正 41 1.31

 浅尾拓也 29 1.50

 田島慎二 56 1.15

 ソーサ 53 1.85

 山井大介 56 1.43

 抑え

 岩瀬仁紀 54 33 2.29

 

この年は2位となりました。しかし、投手陣は前年以上に安定しており、優勝してもおかしくないほどの力はありました。野手では、ブランコが24本でチームで唯一20本をクリアしました。平田が低打率ながらも11本で、長打力があることを示しました。大島が3割を初めてクリアしており、チームに欠かせないリードオフマンに育ってきました。井端と和田も比較的安定していました。森野が不本意な成績に終わってしまい、ここが機能するとさらにいい感じの打線となります。谷繁の後継捕手は前からの課題なのですが、なかなか台頭が見られず、この点も課題ですね。一方、ピッチャー陣は、吉見が13勝、山内がブレークして10勝で2人が二桁勝利を記録しました。チェンが抜けたことで心配されましたが、山内が見事に穴を埋めました。中田が7勝、台頭してきた岩田が5勝となりました。中継ぎは、ルーキーの田島、新加入のソーサ、先発から転向の山井が中心となり、3人とも1点台の防御率を記録しました。さらに、前年大活躍の浅尾と小林も登板数は減らしながらも1点台の防御率を記録し、安定していました。武藤も頑張り、中継ぎ陣はリーグ屈指でした。抑えは、岩瀬が務め、33セーブを挙げました。

 

2013年 4位

1 中 大島洋平 248 3 27

2 二 森野将彦 286 16 51

3 三 ルナ 350 9 51

4 左 和田一浩 275 18 76

5 右 平田良介 289 15 55

6 一 クラーク 238 25 70

7 遊 井端弘和 236 1 18

8 捕 谷繁元信 216 6 34

9 投手

P  先発

 大野雄大 10ー10 3.81

 カブレラ 6ー5 3.09

 山井大介 5ー6 4.15

 山本昌 5ー2 4.46

 中継ぎ

 中田賢一 40 3.40

 武藤祐太 58 3.73

 田島慎二 50 4.76

 浅尾拓也 34 1.47

 岡田俊哉 66 2.79

 抑え

 岩瀬仁紀 55 36 1.86

 

この年は4位となり、2001年以来12年ぶりのBクラスとなってしまいました。野手では、確実性ではルナ、長打力ではクラークと両新外国人選手が軸となりました。クラークは25本でチームで唯一20本をクリアしました。和田が18本、森野が復活して16本、平田が15本で二桁本塁打を記録した選手も4人いました。ルナが打率350とかなりの高打率だったために、シーズン途中の故障が悔やまれます。大島はシーズン通して活躍しましたが、打率がかなり落ち込んでしまい、巻き返しポイントです。井端も不本意な成績に終わってしまいました。谷繁に次ぐ捕手が課題として続いていますが、この点もまだ谷繁頼みの状態は変わっておらず、谷繁が成績がかなり落ちてきてしまっており、早急な穴埋めポイントです。一方、ピッチャー陣は、大野がブレークして10勝でチーム唯一の二桁勝利を達成しました。新加入のカブレラが6勝、再び先発に転向した山井と大ベテランの山本昌が5勝でしたが、大野以外の若手の早急な台頭が待たれます。中継ぎは、台頭してきた岡田と武藤が中心となりました。浅尾は登板数が大活躍の年と比べると減っていますが、防御率1点台はキープしています。田島が2年目のジンクスもあり防御率4点台となってしまいましたが、巻き返し必須ですね。抑えは、岩瀬が務め、防御率1.86、36セーブとやはり健在でした。

 

2014年 4位

1 中 大島洋平 318 2 28

2 二 荒木雅博 268 1 21

3 三 ルナ 317 17 73

4 右 平田良介 277 11 65

5 一 森野将彦 288 13 86

6 左 和田一浩 281 16 65

7 遊 エルナンデス 262 5 32

8 捕 谷繁元信 195 1 23

9 投手

P  先発

 山井大介 13ー5 3.21 

 大野雄大 10ー8 2.89

 雄太 6ー7 3.21

 カブレラ 5ー7 4.09

 濱田達郎 5ー3 4.07

 中継ぎ

 朝倉健太 21 5.40

 岡田俊哉 38 4.33

 田島慎二 42 5.12

 祖父江大輔 54 3.53

 又吉克樹 67 2.21

 福谷浩司 72 1.81

 抑え

 岩瀬仁紀 34 20 3.52

 

この年は4位となりました。明るい材料としては、中継ぎ陣で新たな若手が台頭してきたことですね。野手では、ルナが317、17本と好成績を残し打線の軸となりました。和田が16本、森野が13本、平田が11本で4人が二桁本塁打を記録しましたが、20本をクリアした選手が出てこなかった点は課題です。大島が3割をクリアし、前年の不調を見事に巻き返しました。荒木もまずまずで、新加入のエルナンデスがフル出場でどのくらいの成績を残すのか見ものです。谷繁に変わる正捕手も出場機会は増えてきましたが、まだ正捕手奪取とはならず、早急な成長が待たれます。一方、ピッチャー陣は、山井が13勝、大野が10勝で2人が二桁勝利を達成しました。雄太が6勝、カブレラと台頭した濱田が5勝を挙げました。濱田はこれからのさらなる上積みが期待される選手ですが、雄太とカブレラはもう少し勝ち数の欲しかったところです。中継ぎは、祖父江、又吉、福谷のブレーク組3人が軸でした。福谷は1点台の防御率を記録しました。これにこの年は不調だった岡田、田島が復活するとすごいリリーフ陣となってきます。抑えは、主に岩瀬が務め、20セーブを挙げました。

 

この5年間は、2010年と2011年はリーグ優勝しましたが、2013年以降は2年連続でBクラスとなりました。荒木、井端、谷繁あたりに年齢からくる衰えが出てきていますが、それに変わる選手が出てきていないことが苦戦の原因の一つでしょう。翌年以降に台頭する選手が出てくることが待たれます。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。