阪神2000年以降振り返り②

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、阪神の2005〜2009年を振り返っていきたいです。

 

2005年 1位

1 中 赤星憲広 316 1 38

2 遊 鳥谷敬 278 9 52

3 一 シーツ 289 19 85

4 左 金本知憲 327 40 125

5 三 今岡誠 279 29 147

6 右 桧山進次郎 278 8 40

7 捕 矢野輝弘 271 19 71

8 二 藤本敦士 249 1 36

9 投手

P  先発

 井川慶 13ー9 3.86

 下柳剛 15ー3 2.99

 福原忍 8ー14 3.51

 安藤優也 11ー5 3.39

 杉山直久 9ー6 2.94

 中継ぎ

 橋本健太郎 51 2.30

 江草仁貴 51 2.67

 ウィリアムス 75 2.11

 藤川球児 80 1.36

 抑え

 久保田智之 68 27 2.12

 

この年は1位となり、日本シリーズに進出しましたが、日本シリーズでは4戦でストレート負けと悔しい結果となりました。打線では、金本が中心となり、打率327、40本、125打点と素晴らしい成績で、MVPを獲得しました。今岡が29本、147打点で打点王を獲得しました。新加入のシーツと矢野が19本と長打力はありました。赤星も3年続けて打率3割をクリアし、5年連続の盗塁王を取りました。鳥谷が大ブレークして、1年間レギュラーとして活躍しました。一方、ピッチャー陣は、下柳が15勝で最多勝のタイトルを獲得しました。井川が13勝、先発に転向した安藤が11勝で、最高勝率のタイトルも獲得しました。杉山が9勝、福原が8勝を挙げ、5人で56勝とかなり安定した先発陣でした。中継ぎは、藤川が大ブレークし、防御率1.36で最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。ウィリアムスも安定した成績を残し、勝ちパターンとして機能しました。ルーキーの橋本、江草も頑張りました。中継ぎ陣もかなり強固でした。抑えは、久保田が務め、27セーブを挙げました。藤川、ウィリアムス、久保田はJFKと呼ばれました。

 

2006年 2位

1 中 赤星憲広 269 0 20

2 三 関本健太郎 301 9 33

3 一 シーツ 310 19 75

4 左 金本知憲 303 26 98

5 右 濱中治 302 20 75

6 遊 鳥谷敬 289 15 58

7 捕 矢野輝弘 274 17 78

8 二 藤本敦士 237 3 30

9 投手

P  先発

 井川慶 14ー9 2.97

 下柳剛 12ー11 3.17

 福原忍 12ー5 2.09

 安藤優也 10ー3 3.35

 杉山直久 4ー4 3.09

 オクスプリング 4ー3 5.12

 中継ぎ

 江草仁貴 36 3.54

 能見篤史 38 4.98

 ダーウィン 49 3.79

 ウィリアムス 47 1.90

 久保田智之 47 3.96

 抑え

 藤川球児 63 17 0.68

 

この年は2位となりました。終盤に怒涛の追い上げを見せましたが、わずかに1位には届きませんでした。打線では、やはり金本が中心でした。3割を超える打率に26本塁打を放ちました。濱中も3割20本をクリアしました。さらにシーツも3割をクリアし、19本、矢野が17本、鳥谷も長打力を伸ばし15本と二桁本塁打を達成した選手が5人いました。関本が規定打席未満ながら打率3割をクリアしました。赤星が打率を落とし、盗塁王も逃しましたが、リードオフマンとしてフルシーズン活躍しました。藤本が本来の力を出せれば、もっと高打率を残せるはずです。一方、ピッチャー陣は、井川が14勝を挙げ、最多奪三振のタイトルも獲得しました。下柳と福原が12勝、安藤が10勝を挙げ、4人が二桁勝利を記録しました。杉山が巻き返したいところです。中継ぎは、ウィリアムス、久保田が中心となりました。ウィリアムスは1点台の防御率をマークし、安定感抜群でした。ダーウィンもフルシーズン働き、能見も防御率4点台と苦しみながらも多くの登板機会を得ました。抑えは、主に藤川が務め、防御率0.68、17セーブで、シーズン途中までは中継ぎもやっていたこともあり、2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。

 

2007年 3位

1 遊 鳥谷敬 273 10 43

2 中 赤星憲広 300 0 19

3 三 シーツ 243 9 54

4 左 金本知憲 265 31 95

5 一 林威助 292 15 58

6 右 桜井広大 281 9 43

7 捕 矢野輝弘 236 6 42

8 二 関本健太郎 243 7 25

9 投手

P  先発

 下柳剛 10ー8 4.11

 上園啓史 8ー5 2.42

 ボーグルソン 7ー6 4.13

 ジャン 6ー5 4.66

 杉山直久 4ー5 4.61

 中継ぎ

 橋本健太郎 46 4.74

 渡辺亮 53 2.47

 ウィリアムス 60 0.96

 江草仁貴 50 1.95

 久保田智之 90 1.75

 抑え

 藤川球児 71 46 1.63

 

この年は3位となりました。終盤に10連勝して、1位を狙えましたが、最終的には失速してしまいました。野手では、金本が31本を放ち、長打力を発揮しましたが、シーズン途中からは半月板を損傷した状態でプレーしており、打率は上がってきませんでした。林が台頭してきて、15本を放ち長打力を示しました。これからが楽しみです。鳥谷も10本を放ち二桁本塁打に到達しました。シーツ、関本、矢野が成績を落としてしまいましたが、赤星は打率3割をクリアしました。また桜井がブレークし、これからが楽しみです。一方、ピッチャー陣は、下柳が10勝を挙げ、チーム唯一の二桁勝利を達成しました。ルーキーの上園が8勝で新人王を獲得しました。共に新加入のボーグルソンが7勝、ジャンが6勝で、先発陣は新加入の選手が頑張りましたが、移籍した井川の穴は埋めきれませんでした。中継ぎは、ウィリアムス、江草、久保田が中心でした。ウィリアムスは防御率0点台で、もう素晴らしい領域です。江草と久保田も1点台の防御率を叩き出しました。久保田は90試合に登板し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。渡辺もブレークして、多くの出場機会を得ました。橋本も頑張りましたが、防御率4点台はレベルの高い中継ぎ陣の中では課題です。抑えは、藤川が務め、防御率1.63、46セーブで最多セーブのタイトルを獲得しました。

 

2008年 2位

1 中 赤星憲広 317 0 30

2 二 平野恵一 263 1 21

3 一 新井貴浩 306 8 59

4 左 金本知憲 307 27 108

5 三 関本賢太郎 298 8 52

6 遊 鳥谷敬 281 13 80

7 右 葛城育郎 261 1 29

8 捕 矢野輝弘 275 4 36

9 投手

P  先発

 安藤優也 13ー9 3.20

 岩田稔 10ー10 3.28

 下柳剛 11ー6 2.99

 中継ぎ

 アッチソン 42 3.70

 江草仁貴 55 2.78

 渡辺亮 66 2.67

 久保田智之 69 3.16

 ウィリアムス 55 3.09

 抑え

 藤川球児 63 38 0.67

 

この年は2位となりました。しかし、前半は1位を独走しており、そこから大逆転を許したため、優勝できたシーズンでもありました。野手では、金本が打率307、27本、108打点と主砲らしい成績を残しました。しかし、金本の1人主砲だった感は否めず、新加入で期待された新井も打率は期待通り3割をクリアしましたが、ホームラン数は少なかったです。鳥谷が13本を放ち、二桁本塁打を達成したのが、金本と鳥谷の2人でした。赤星が打率317と好成績を残しました。関本、矢野も安定した成績を残しました。新加入の平野がまずまずの成績でしたが、もう少しやれるはずです。葛城もまずまず活躍しました。一方、ピッチャー陣は、安藤が13勝、下柳が11勝、ブレークした岩田が10勝とこの3人は期待通りでしたが、他の先発陣が固定できず、やりくりに苦しみました。中継ぎは、江草、渡辺、ウィリアムス、久保田が中心でしたが、ウィリアムスと久保田は勤続疲労もあり、やや防御率は高くなりました。しかし、久保田は最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。アッチソンも先発と中継ぎをはフル稼働で頑張りました。抑えは、藤川が務め、防御率0.67、38セーブと素晴らしい成績を残しました。

 

2009年 4位

1 中 平野恵一 270 0 18

2 二 関本賢太郎 271 3 44

3 遊 鳥谷敬 288 20 75

4 左 金本知憲 261 21 91

5 三 新井貴浩 260 15 82

6 一 ブラゼル 291 16 49

7 右 桜井広大 302 12 42

8 捕 狩野恵輔 262 5 35

9 投手

P  先発

 能見篤史 13ー9 2.62

 安藤優也 8ー12 3.90

 久保康友 9ー8 3.75

 下柳剛 8ー8 3.62

 岩田稔 7ー5 2.68

 福原忍 3ー10 4.84

 中継ぎ

 江草仁貴 62 2.71

 アッチソン 75 1.70

 抑え

 藤川球児 49 25 1.25

 

この年は4位となりました。打線では、鳥谷が軸となり、20本をクリアしました。金本は21本塁打でしたが、打率は大幅に落ち、やや衰えも出てきたシーズンかもしれません。途中加入のブラゼルが16本、新井が15本、桜井が規定打席未満ながら打率3割に12本と長打力はまずまずでした。平野と関本もシーズンを通して安定した成績を残しました。キャッチャーは狩野がこの年は成長し、ほぼ正捕手となりました。一方、ピッチャー陣は、能見が一気に勝ち星を伸ばし、13勝でチーム唯一の二桁勝利を挙げました。新加入の久保が9勝、安藤と下柳が8勝、岩田が7勝とある程度安定した先発の枚数は揃いました。中継ぎは、江草とアッチソンが軸となり、アッチソンは1点台の防御率をマークしました。しかし、この2人以外に目立った活躍した選手はおらず、やや枚数不足でした。抑えは、藤川が務め、防御率1.25、25セーブと役割を果たしました。

 

この5年間は、優勝は2005年のみでしたが、2006〜2008年はいずれも優勝を狙えるシーズンでした。特に投手陣が強力で、JFKと呼ばれた中継ぎ陣が安定感抜群でした。そこに加えて、渡辺、江草、アッチソンもおり、中継ぎは12球団でも屈指でしょう。金本、赤星の中心選手も上位にいた時は必ず活躍していました。桜井、狩野あたりに次の5年間は期待したいところですね。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。