広島2000年以降振り返り①

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は広島の2000〜2004年を振り返っていきたいです。

 

2000年 5位

1 二 木村拓也 288 10 30

2 遊 東出輝裕 261 3 28

3 右 町田康嗣郎 281 13 34

4 中 前田智徳 237 13 44

5 左 金本知憲 315 30 90

6 一 ロペス 313 20 88

7 三 ディアス 254 8 31

8 捕 西山秀二 221 6 33

9 投手

P  先発

 ミンチー 12ー10 3.49

 佐々岡真司 10ー6 3.97

 黒田博樹 9ー6 4.31

 澤崎俊和 4ー4 5.55

 中継ぎ

 高橋建 50 3.93

 山崎健 27 4.50

 紀藤真琴 15 4.19

 山崎慎太郎 25 5.11

 抑え

 河野昌人 46 9 4.52

 

この年は5位となりました。野手では、金本が打率315、30本に30盗塁もクリアして、トリプルスリーを達成しました。ロペスも打率3割に20本をクリアしました。さらに出場機会は少ないながら、新井が16本、前田、町田にまだ半レギュラーながら浅井も13本で長打力を示しました。木村拓も10本をクリアしました。一方、ピッチャー陣は、ミンチーが12勝、佐々岡が10勝と2人が二桁勝利を記録しました。黒田が9勝とこの3人は、先発陣として計算できましたが、4番手以降の先発陣は翌年への課題です。中継ぎは、高橋建が中心となりました。他にも山崎健や山崎慎などが頑張りましたが、防御率はいずれも4点台以上と苦しみました。抑えは、主に河野が務めましたが、全体的には1年間固定できずでした。

 

2001年 4位

1 中 木村拓也 263 7 45

2 遊 東出輝裕 262 5 35

3 二 ディアス 304 32 85

4 左 金本知憲 314 25 93

5 一 ロペス 308 32 100

6 三 野村謙二郎 273 9 53

7 右 新井貴浩 284 12 56

8 捕 西山秀二 239 2 14

9 投手

P  先発  

 黒田博樹 12ー8 3.03

 高橋建 10ー8 4.27

 長谷川真幸 9ー6 3.22

 鶴田泰 4ー3 2.47

 ラドウィック 2ー6 5.18

 中継ぎ

 小林幹英 51 3.43

 菊地原毅 78 4.91

 玉木重雄 62 2.76

 佐々岡真司 32 3.59

 抑え

 シュールストロム 22 11 3.27

 

この年は4位となりました。打線では、ロペスとディアスの両外国人選手が中心となりました。ロペスは、打率308、32本、100打点と素晴らしい成績で、3割30本100打点を達成しました。ディアスも、打率304、32本とロペスに負けない成績を残しました。ディアスはポジションも守備の負担も大きいセカンドなため、これだけの成績を残せる選手はなかなかいないでしょう。金本も打率3割、25本をクリアしました。クリーンナップの3人は強力ですね。新井が18本で和製大砲としての可能性を感じさせていました。木村拓、東出、野村も1年間フルで活躍しました。一方、ピッチャー陣は、黒田が12勝、高橋建が10勝で二桁勝利を達成しました。長谷川が9勝でこの3人はかなり計算できましたが、またしても4番手以降の選手が課題です。中継ぎは、小林、菊地原、玉木が中心となりました。菊地原は防御率4点台は改善したいところですが、多くの登板機会を得ました。佐々岡も先発と中継ぎをフル稼働で頑張りました。抑えは、主にシュールストロムが務めましたが、1年間固定できず翌年以降の課題となりました。

 

2002年 5位

1 二 木村拓也 238 5 27

2 遊 東出輝裕 239 1 17

3 中 緒方孝市 300 25 73

4 左 金本知憲 274 29 84

5 右 前田智徳 308 20 59

6 一 新井貴浩 287 28 75

7 三 ディアス 280 17 51

8 捕 木村一喜 314 5 28

9 投手

P  先発

 長谷川昌幸 13ー10 3.84

 高橋建 9ー14 3.84

 黒田博樹 10ー10 3.67

 佐々岡真司 8ー9 3.46

 鶴田泰 4ー6 6.07

 中継ぎ

 苫米地鉄人 21 4.55

 小林幹英 52 3.18

 玉木重雄 52 3.34

 抑え

 小山田保裕 44 30 2.72

 

この年は5位となりました。野手では、金本が29本、新井が28本、緒方が打率3割に25本、前田が打率3割に20本をクリアしました。本拠地がやや狭目の広島市民球場とはいえ、4人が20本をクリアするのは強力です。ディアスが17本で前年ほどではないですが、長打力を証明しました。規定打席未満ながら、木村一が3割を超える打率を残しました。木村拓、東出は巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、長谷川が13勝、黒田が10勝で二桁勝利を記録しました。高橋建が9勝、佐々岡が8勝で4番手までは計算できるようになりました。中継ぎは、小林、玉木が中心となりました。抑えは、小山田が務め、30セーブを挙げました。何よりも抑えが固定できたのは大きいことですね。

 

2003年 5位

1 中 緒方孝市 300 29 82

2 二 木村拓也 285 13 38

3 右 浅井樹 319 7 32

4 遊 シーツ 313 25 75

5 左 前田智徳 290 21 71

6 一 新井貴浩 236 19 62

7 三 野村謙二郎 274 5 32

8 捕 石原慶幸 213 4 21

9 投手

P  先発

 黒田博樹 13ー9 3.11

 高橋建 9ー8 3.66

 ブロック 8ー8 3.94

 デイビー 5ー2 2.37

 長谷川昌幸 2ー10 5.29

 佐々岡真司 8ー8 4.89

 中継ぎ

 玉木重雄 30 5.26

 天野浩一 49 3.00

 澤崎俊和 40 4.34

 抑え

 永川勝浩 40 25 3.89

 

この年は5位となりました。野手では、金本、ディアス、ロペスが抜けた穴を埋められるかが鍵となりました。緒方が打率3割に29本、新加入のシーツが3割を大きく超える打率に25本、前田が21本を放ちましたが、穴を埋め切れるところまではいかなかった印象です。新井が19本、木村拓が13本で二桁ホームランを記録した選手は多くいました。浅井が台頭してきており、レギュラーを獲得したいところです。キャッチャーも石原が出てきて、正捕手争いを一歩抜け出した感じです。ベテランの野村も安定しています。一方、ピッチャー陣は、黒田が13勝でチーム唯一の二桁勝利を挙げました。高橋建が9勝、新加入のブロックと佐々岡が8勝を挙げました。佐々岡は先発と中継ぎをフル稼働で活躍しました。新加入のデイビーが5勝で先発の枚数は揃ってきました。長谷川は巻き返したいところです。中継ぎは、天野が中心となりました。玉木、澤崎も頑張りましたが、玉木が5点台、澤崎が4点台だった防御率が課題です。抑えは、台頭してきた永川が務め、25セーブを挙げました。

 

2004年 5位

1 中 緒方孝市 292 26 64

2 右 嶋重宣 337 32 84

3 二 ラロッカ 328 40 101

4 遊 シーツ 284 23 85

5 左 前田智徳 312 21 70

6 一 栗原健太 267 11 32

7 三 野村謙二郎 270 5 43

8 捕 石原慶幸 288 6 35

9 投手

P  先発

 ベイル 11ー10 4.21

 河内貴哉 8ー9 5.72

 黒田博樹 7ー9 4.65

 高橋建 3ー10 5.53

 中継ぎ

 小山田保裕 21 3.15

 林昌樹 47 4.14

 天野浩一 45 5.36

 永川勝浩 22 7.99

 佐々岡真司 30 3.87

 抑え

 大竹寛 43 17 3.18

 

この年は5位となりました。特に打線で新しく出てきた選手が多くいました。野手では、新加入のラロッカが中心となりました。打率328、40本、101打点と物凄い成績を残しました。その中で最高出塁率のタイトルも獲得しました。嶋が大ブレークし、打率337、32本で首位打者最多安打のタイトルを獲得しました。緒方が26本、シーツが23本、前田が打率3割に21本で5人が20本をクリアする強力打線でした。栗原も台頭し、11本塁打を放ちました。新井は10本ながら出場機会を減らしてしまい、復活したいところです。石原もほぼ正捕手のような感じとなってきました。一方、ピッチャー陣は、新加入のベイルが11勝で、チーム唯一の二桁勝利を記録しました。河内も台頭し8勝、黒田が7勝でここまでは計算できました。高橋建が巻き返し必須ですね。中継ぎは、林、天野が中心でしたが、2人ともに防御率は4点台以上で安定感を増したいところです。永川も防御率7点台と2年目のジンクスに似たものにかかってしまい、巻き返したいところです。抑えは、主に台頭組の大竹が務め、17セーブを挙げました。この年は多くの選手が台頭し、今後が楽しみです。

 

この5年間を振り返ると、打線が充実している印象でした。金本、ロペス、ディアス、新井、緒方、前田、ラロッカ、シーツ、嶋など様々ないい選手がいました。ピッチャーも黒田がエースでほぼ毎年好成績を残しました。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

阪神2000年以降振り返り④

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、阪神の2015〜2019年を振り返っていきたいです。

 

2015年 3位

1 遊 鳥谷敬 281 6 42

2 二 上本博紀 253 4 31

3 右 福留孝介 281 20 76

4 一 ゴメス 271 17 72

5 左 マートン 276 9 59

6 三 今成亮太 283 1 16

7 捕 梅野隆太郎 239 4 18

8 中 大和 225 0 12

9 投手

P  先発

 藤浪晋太郎 14ー7 2.40

 能見篤史 11ー13 3.72

 メッセンジャー 9ー12 2.97

 岩田稔 8ー10 3.22

 岩崎優 3ー10 3.51

 中継ぎ

 松田遼馬 30 5.74

 高宮和也 52 3.03

 安藤優也 50 3.02

 福原忍 61 3.02

 抑え

 呉昇桓 63 41 2.73

 

この年は3位となりました。野手では、福留が復活し、20本塁打をクリアしました。ゴメスが17本を放ちましたが、大活躍の前年と比べると成績を落としました。ゴメスに限らず、この年は野手では成績を落とした選手が多く、打線には苦労しました。その中で鳥谷は安定した成績を残しました。今成もまずまずでした。マートン、上本、大和が巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、藤浪が14勝、能見が11勝で2人が二桁勝利を挙げました。メッセンジャーが9勝、岩田が8勝とここまではある程度は計算できました。岩崎が巻き返したいところです。中継ぎは、高宮、安藤、福原が中心となりました。松田が台頭してきており、5点台の防御率は課題ですが、持ってるボールはよく楽しみです。抑えは、呉昇桓が務め、41セーブを挙げました。

 

2016年 4位

1 左 高山俊 275 8 65

2 二 大和 231 1 20

3 中 江越大賀 209 7 20

4 右 福留孝介 311 11 59

5 捕 原口文仁 299 11 46

6 一 ゴメス 255 22 79

7 三 鳥谷敬 236 7 36

8 遊 北條史也 273 5 33

9 投手

P  先発

 メッセンジャー 12ー11 3.03

 岩貞祐太 10ー9 2.90

 能見篤史 8ー12 3.67

 藤浪晋太郎 7ー11 3.25

 青柳晃洋 4ー5 3.29

 中継ぎ

 安藤優也 50 2.53

 榎田大樹 35 4.31

 サターホワイト 20 2.57

 島本浩也 23 3.65

 高橋聡文 54 3.76

 ドリス 34 2.12

 藤川球児 43 4.60

 松田遼馬 22 1.00

 抑え

 マテオ 52 20 1.80

 

この年は4位となりました。金本監督となり、超変革をスローガンに掲げ、若手選手を積極的に起用しました。野手では、ゴメスが22本塁打を放ち、長打力を見せました。福留と大ブレークの原口が11本を放ちました。原口は育成からの這い上がりで、他の育成の選手に勇気を与えました。しかし、マートンの穴を埋められる選手はこの年の時点では出てきませんでした。福留は3割を超える打率を記録しました。ルーキーの高山が1年目としては十分すぎる成績を残し、新人王も獲得しました。北條もチャンスを掴み、この年は1年間フルで1軍に貢献しました。江越も魅力は大いにありますが、確実性を伸ばしたいところです。鳥谷が成績を落としてしまい、ここは誤算でした。一方、ピッチャー陣は、メッセンジャーが12勝、大ブレークの岩貞が10勝で2人が二桁勝利を挙げました。能見が8勝、藤浪が7勝でした。藤浪はこの年成績を落としてしまいましたが、もっと勝てる選手のはずです。ルーキーの青柳も台頭してきました。中継ぎは、安藤、移籍の高橋が中心でした。ドリスやサターホワイト、復帰した藤川も頑張りましたが、藤川は防御率4点台と苦しみました。抑えは、主にマテオが務め、防御率1.80、20セーブを挙げました。

 

2017年 2位

1 中 高山俊 250 6 24

2 二 上本博紀 284 9 38

3 右 糸井嘉男 290 17 62

4 左 福留孝介 263 18 79

5 一 中谷将大 241 20 61

6 三 鳥谷敬 293 4 41

7 遊 大和 280 1 16

8 捕 梅野隆太郎 206 2 33

9 投手

P  先発

 秋山拓巳 12ー6 2.99

 メッセンジャー 11ー5 2.39

 能見篤史 6ー6 3.72

 岩貞祐太 5ー10 4.96

 小野泰己 2ー7 4.35

 青柳晃洋 4ー4 3.22

 藤浪晋太郎 3ー5 4.12

 中継ぎ

 石崎剛 26 1.17

 岩崎優 66 2.39

 桑原謙太朗 67 1.51

 高橋聡文 61 1.70

 藤川球児 52 2.22

 マテオ 63 2.75

 松田遼馬 26 5.05

 抑え

 ドリス 63 37 2.71

 

この年は2位となりました。野手では、中谷が20本をクリアし、生え抜き若手が育ってきました。次いで、福留が18本、新加入の糸井が17本とこの辺りの選手が長打力を発揮しました。鳥谷の復活や上本の安定した活躍も大きかったです。また大和も打席数は少ないながら率はなかなか良かったです。梅野が出場機会を多く得て正捕手に近づいてきました。高山がやや成績を落としてしまい、巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、秋山が12勝、メッセンジャーが11勝で2人が二桁勝利を達成しました。能見が6勝、岩貞が5勝となりましたが、この2人は本来の力からするともう少し勝てるはずです。ルーキーの小野が頑張りました。青柳と小野はさらなる上積みに期待したいです。藤浪も巻き返したいところです。中継ぎは、先発から転向した岩崎、桑原、高橋、藤川、マテオと多くの選手が活躍しました。中でも桑原と高橋は1点台の防御率をマークしました。さらに石崎も台頭してきており、ここに入ってこれるか期待です。抑えは、ドリスが務め、37セーブを挙げました。

 

2018年 6位

1 二 糸原健斗 286 1 35

2 遊 北條史也 322 1 20

3 左 福留孝介 280 14 72

4 右 糸井嘉男 308 16 68

5 一 陽川尚将 252 6 48

6 三 大山悠輔 274 11 48

7 中 中谷将大 230 5 26

8 捕 梅野隆太郎 259 8 47

9 投手

P  先発

 メッセンジャー 11ー7 3.63

 小野泰己 7ー7 4.77

 岩貞祐太 7ー10 3.48

 秋山拓巳 5ー10 3.86

 才木浩人 6ー10 4.61

 藤浪晋太郎 5ー3 5.32

 中継ぎ

 岩崎優 61 4.94

 岡本洋介 34 3.83

 桑原謙太朗 62 2.68

 能見篤史 45 2.56

 藤川球児 53 2.32

 望月惇志 37 4.30 

 抑え

 ドリス 55 32 2.85

 

この年は6位となってしまいました。しかし、新しい選手の活躍も目立ちました。野手では、糸井が中心となり、打率3割に16本でチーム最多本塁打となりました。福留が14本、前年の後半から台頭してきた大山が11本とこの辺りの選手が長打力を発揮しました。糸原が1年間フル出場で、安定した成績を残し、北條も規定打席未満ながら3割を大きく超える打率を記録しました。陽川も随所で長打力を見せました。梅野が1年間ほぼフルで働き、正捕手と呼べる存在となってきました。中谷は巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、メッセンジャーが11勝でチーム唯一の二桁勝利を挙げました。小野と岩貞が7勝、才木が6勝、秋山と藤浪が5勝である程度先発の枚数はいましたが、伸び代のある選手やまだまだ勝ち星を伸ばせる選手がおり、翌年に期待したいところです。中継ぎは、桑原、能見、藤川が中心となりました。岩崎は勤続疲労もあり、防御率4点台と苦しみましたが、岡本、望月あたりが出てきました。望月は防御率4点台と課題もありますが、これからが楽しみな選手です。抑えは、ドリスが務め、32セーブを挙げました。

 

2019年 3位

1 中 近本光司 271 9 42

2 二 糸原健斗 267 2 45

3 右 糸井嘉男 314 5 42

4 三 大山悠輔 258 14 76

5 左 福留孝介 256 10 47

6 一 マルテ 284 12 49

7 遊 木浪聖也 262 4 32

8 捕 梅野隆太郎 266 9 59

9 投手

P  先発

 西勇輝 10ー8 2.92

 青柳晃洋 9ー9 3.14

 ガルシア 6ー8 4.69

 高橋遥人 3ー9 3.78

 メッセンジャー 3ー7 4.67

 秋山拓巳 4ー3 4.26

 中継ぎ

 岩崎優 48 1.01

 ジョンソン 58 1.38

 島本浩也 63 1.67

 ドリス 56 2.11

 能見篤史 51 4.30

 守屋功輝 57 3.00

 抑え

 藤川球児 56 16 1.77

 

この年は3位となりました。最後6試合全勝でクライマックスシリーズに進出できるという状況から6連勝でクライマックスシリーズに進出し、ファイナルステージまで行きました。野手では、大山が主に4番に座り、14本塁打を放ちました。マルテが12本、福留が10本と続きます。しかし、20本を打てる選手がいなかった点は課題です。糸井が打率3割をクリアしました。梅野も前年よりもさらに成績を挙げ、阪神の正捕手どころか、球界を代表するキャッチャーというレベルまで来ました。ルーキーの近本と木浪も頑張りました。近本は盗塁王を獲得しました。木浪も後半戦に特に持ち前のバッティングが出るようになってきました。糸原も安定してますね。一方、ピッチャー陣は、新加入の西が10勝でチーム唯一の二桁勝利を挙げました。青柳も勝ち数を伸ばし9勝、ガルシアが苦しみながらも6勝しましたが、その他はなかなか勝ち数が伸びず、先発の枚数不足は課題です。高橋遥は、来季特に勝ち星を伸ばせるか見物です。中継ぎは、岩崎、ジョンソン、島本が中心でした。この3人はいずれも1点台の防御率を記録し、強力なブルペン陣を支えました。守屋も台頭してきており、ベテランの能見がもう一花咲かせたいところです。ドリスもなかなかの好投でした。抑えは、途中から藤川が務め、防御率1.77、16セーブと活躍しました。

 

この5年間は若手の台頭も目立ちました。野手では、近本、糸原、木浪、高山、中谷、北條、大山などなど多くの選手が、ピッチャーも岩貞、岩崎、守屋、島本、青柳などです。この辺りの選手が今後も活躍して欲しいです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

 

阪神2000年以降振り返り③

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、阪神の2010〜2014年を振り返っていきたいです。

 

2010年 2位

1 中 マートン 349 17 91

2 二 平野恵一 350 1 24

3 遊 鳥谷敬 301 19 104

4 三 新井貴浩 311 19 112

5 一 ブラゼル 296 47 117

6 左 金本知憲 241 16 45

7 捕 城島健司 303 28 91

8 右 桜井広大 255 9 30

9 投手

P  先発

 久保康友 14ー5 3.25

 スタンリッジ 11ー5 3.49

 下柳剛 7ー8 4.32

 メッセンジャー 5ー6 4.93

 能見篤史 8ー0 2.60

 中継ぎ

 渡辺亮 61 2.65

 久保田智之 71 3.20

 西村憲 65 3.89

 抑え

 藤川球児 58 28 2.01

 

この年は2位となりました。打高投低の傾向のあったシーズンでした。野手では、ブラゼルが47本、117打点と主砲の役割を果たしました。新加入の城島も3割を超える打率に28本の本塁打を放ち活躍しました。さらに、鳥谷と新井が19本、新加入のマートンが17本、金本が16本とどこからでも一発が飛び出しそうな打線でした。打率でも、マートンが349をマークし、最多安打のタイトルを獲得しました。ヒット数も214本と当時の日本記録を更新しました。平野が打率350を記録し、1.2番はこの年凄かったです。鳥谷と新井も打率3割をクリアしました。打率3割をクリアした選手が打線に5人と恐ろしい打線ですね。100打点をクリアした選手もブラゼル、新井、鳥谷と3人いました。金本が本来の力を発揮するとさらに厚い打線となります。桜井も巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、久保が14勝で最高勝率のタイトルを獲得しました。新加入のスタンリッジが11勝で2人が二桁勝利を達成しました。能見が8勝、下柳が7勝、メッセンジャーが5勝と先発陣の枚数はいました。能見は故障離脱の時期が長いながら8勝で、怪我がなければ15勝くらいいっていたのではないでしょうか。中継ぎは、渡辺、久保田に大ブレークした西村の3人が中心で活躍しました。抑えは、藤川が務め、28セーブを挙げました。

 

2011年 4位

1 右 マートン 311 13 60

2 中 平野恵一 295 1 29

3 遊 鳥谷敬 300 5 51

4 三 新井貴浩 269 17 93

5 一 ブラゼル 282 16 69

6 二 関本賢太郎 263 2 16

7 左 金本知憲 218 12 31

8 捕 藤井彰人 223 2 15

9 投手 

P  先発

 能見篤史 12ー9 2.52

 メッセンジャー 12ー7 2.88

 岩田稔 9ー13 2.29

 スタンリッジ 9ー7 2.92

 久保康友 8ー8 3.78

 中継ぎ

 福原忍 55 2.59

 渡辺亮 56 1.98

 榎田大樹 62 2.27

 抑え

 藤川球児 56 41 1.24

 

この年は4位となりました。前年は打線が強力でしたが、統一球が導入された影響もあり、野手では成績を落とした選手が多かったです。その中で野手では、新井が17本、93打点で打点王のタイトルを獲得しました。ブラゼルが16本、マートンが13本、金本が12本と長打力はある程度発揮しましたが、20本をクリアした選手がいなかったことは課題です。マートンは打率3割をクリアし、2年連続で最多安打を獲得しました。鳥谷も打率3割をクリアし、最高出塁率のタイトルを獲得しました。平野、関本もある程度安定した成績を残しました。キャッチャーは、移籍した藤井の出場機会が多かったです。一方、ピッチャー陣は、能見とメッセンジャーが12勝を挙げ、2人が二桁勝利を記録しました。岩田とスタンリッジが9勝、久保が8勝で、先発陣はなかなか強力でした。中継ぎは、福原、渡辺、ルーキーの榎田が中心でした。渡辺は1点台の防御率をマークしました。抑えは、藤川が務め、防御率1.24、41セーブでセーブ王を獲得しました。

 

2012年 5位

1 二 平野恵一 245 1 24

2 中 大和 257 0 26

3 遊 鳥谷敬 262 8 59

4 三 新井良太 280 11 32

5 右 マートン 260 5 38

6 一 新井貴浩 250 9 52

7 左 金本知憲 258 6 30

8 捕 藤井彰人 248 1 10

9 投手

P  先発

 メッセンジャー 10ー11 2.52

 能見篤史 10ー10 2.42

 岩田稔 8ー14 3.52

 スタンリッジ 7ー12 2.69

 久保康友 4ー7 2.33

 中継ぎ

 渡辺亮 50 2.06

 福原忍 60 1.76

 筒井和也 58 3.24

 榎田大樹 48 2.34

 抑え

 藤川球児 48 24 1.32

 

この年は5位となりました。打線では出場機会が少ないながら、ブラゼルが12本でチーム最多本塁打となりました。新井良が台頭し、11本で長打力を示しました。新井貴、鳥谷、平野、マートン、金本が全員成績を落としてしまい、打線は苦しかったです。大和が打撃が開花しつつあり、この年はまずまずの成績を残しました。一方、ピッチャー陣は、メッセンジャーと能見が10勝を挙げ、2人が二桁勝利を記録しました。岩田が8勝、スタンリッジが7勝を挙げましたが、いずれの選手も貯金を作れず、ここは課題でしょう。久保が巻き返したいところです。中継ぎは、渡辺、福原、筒井、榎田が中心となりました。福原は1点台の防御率を記録しました。先発から転向して、活躍しています。抑えは、藤川が務め、防御率1.32、24セーブと活躍しました。

 

2013年 2位

1 二 西岡剛 290 4 44

2 中 大和 273 0 21

3 遊 鳥谷敬 282 10 65

4 左 マートン 314 19 85

5 一 新井貴浩 267 15 70

6 右 福留孝介 198 6 31

7 三 新井良太 238 14 51

8 捕 藤井彰人 258 1 24

9 投手

P  先発

 メッセンジャー 12ー8 2.89

 能見篤史 11ー7 2.69

 スタンリッジ 8ー12 2.74

 藤浪晋太郎 10ー6 2.75

 榎田大樹 4ー9 3.61

 中継ぎ

 筒井和也 39 2.58

 加藤康介 61 1.97

 安藤優也 58 2.28

 久保康友 44 2.85

 抑え

 福原忍 50 14 1.20

 

この年は2位となりました。しかし、クライマックスシリーズは、ファーストステージで敗退し、9月の失速で勢いを失った状態でズルズルいってしまった印象です。野手では、マートンが打率3割、19本で最多安打も獲得し、打線の中心でした。新井貴が15本、新井良が14本、鳥谷が10本で、二桁本塁打を記録した選手はそれなりにいましたが、20本をクリアして欲しいところです。新加入の西岡が安定した成績を残しました。大和も1年間安定して活躍できるようになってきました。新加入で期待された福留が期待外れに終わってしまった点は誤算でした。一方、ピッチャー陣は、メッセンジャーが12勝で最多奪三振のタイトルを獲得しました。能見が11勝、ルーキーの藤浪が10勝で3人が二桁勝利を達成しました。スタンリッジが8勝を挙げました。榎田が中継ぎから先発に転向しましたが、やや中継ぎの方が良かったかもしれません。中継ぎは、加藤、先発から転向した安藤が中心でした。加藤は1点台の防御率を記録しました。筒井、久保も頑張りました。抑えは、藤川が抜けたことで、主に福原が務め、防御率1.20、14セーブを挙げました。

 

2014年 2位

1 二 上本博紀 276 7 38

2 中 大和 264 1 24

3 遊 鳥谷敬 313 8 73

4 一 ゴメス 283 26 109

5 左 マートン 338 14 84

6 右 福留孝介 253 9 34

7 三 今成亮太 259 4 24

8 捕 梅野隆太郎 197 7 21

9 投手

P  先発

 メッセンジャー 13ー10 3.20

 藤浪晋太郎 11ー8 3.53

 能見篤史 9ー13 3.99

 岩田稔 9ー8 2.54

 岩崎優 5ー4 3.50

 中継ぎ

 金田和之 40 3.61

 加藤康介 32 4.56

 安藤優也 53 3.80

 福原忍 60 4.05

 抑え

 呉昇桓 64 39 1.76

 

この年は2位となりました。クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズにも進出しました。打線では、新加入のゴメスが26本、109打点で打点王を獲得しました。マートンが打率338、14本で念願の首位打者を獲得しました。鳥谷も打率3割をクリアし、クリーンナップがきっちりと機能しました。上本と今成が台頭し、上本はシーズン通して安定した成績を残し、今成も十分合格点の成績を残しました。福留は後半巻き返しましたが、本来の力からするともう少し成績を伸ばせるはずです。キャッチャーでルーキーの梅野が台頭し、これから期待していきたい選手です。一方、ピッチャー陣は、メッセンジャーが13勝、藤浪が11勝を挙げました。メッセンジャーは毎年安定して二桁勝ちますし、藤浪もルーキーイヤーから2年連続の二桁勝利です。能見と岩田が9勝を挙げ、ルーキーの岩崎が5勝と台頭しました。中継ぎは、安藤と台頭した金田が中心でした。加藤と福原も頑張りましたが、共に防御率4点台でここは課題です。抑えは、新加入の呉昇桓が務め、防御率1.76、39セーブを記録しました。

 

この5年間は、打線で苦しんだシーズンもありましたが、2014年には、ゴメス、マートンなどの外国人選手が中心となり活躍しました。藤浪、梅野、上本あたりに今後さらに期待したいところです。 

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

阪神2000年以降振り返り②

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、阪神の2005〜2009年を振り返っていきたいです。

 

2005年 1位

1 中 赤星憲広 316 1 38

2 遊 鳥谷敬 278 9 52

3 一 シーツ 289 19 85

4 左 金本知憲 327 40 125

5 三 今岡誠 279 29 147

6 右 桧山進次郎 278 8 40

7 捕 矢野輝弘 271 19 71

8 二 藤本敦士 249 1 36

9 投手

P  先発

 井川慶 13ー9 3.86

 下柳剛 15ー3 2.99

 福原忍 8ー14 3.51

 安藤優也 11ー5 3.39

 杉山直久 9ー6 2.94

 中継ぎ

 橋本健太郎 51 2.30

 江草仁貴 51 2.67

 ウィリアムス 75 2.11

 藤川球児 80 1.36

 抑え

 久保田智之 68 27 2.12

 

この年は1位となり、日本シリーズに進出しましたが、日本シリーズでは4戦でストレート負けと悔しい結果となりました。打線では、金本が中心となり、打率327、40本、125打点と素晴らしい成績で、MVPを獲得しました。今岡が29本、147打点で打点王を獲得しました。新加入のシーツと矢野が19本と長打力はありました。赤星も3年続けて打率3割をクリアし、5年連続の盗塁王を取りました。鳥谷が大ブレークして、1年間レギュラーとして活躍しました。一方、ピッチャー陣は、下柳が15勝で最多勝のタイトルを獲得しました。井川が13勝、先発に転向した安藤が11勝で、最高勝率のタイトルも獲得しました。杉山が9勝、福原が8勝を挙げ、5人で56勝とかなり安定した先発陣でした。中継ぎは、藤川が大ブレークし、防御率1.36で最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。ウィリアムスも安定した成績を残し、勝ちパターンとして機能しました。ルーキーの橋本、江草も頑張りました。中継ぎ陣もかなり強固でした。抑えは、久保田が務め、27セーブを挙げました。藤川、ウィリアムス、久保田はJFKと呼ばれました。

 

2006年 2位

1 中 赤星憲広 269 0 20

2 三 関本健太郎 301 9 33

3 一 シーツ 310 19 75

4 左 金本知憲 303 26 98

5 右 濱中治 302 20 75

6 遊 鳥谷敬 289 15 58

7 捕 矢野輝弘 274 17 78

8 二 藤本敦士 237 3 30

9 投手

P  先発

 井川慶 14ー9 2.97

 下柳剛 12ー11 3.17

 福原忍 12ー5 2.09

 安藤優也 10ー3 3.35

 杉山直久 4ー4 3.09

 オクスプリング 4ー3 5.12

 中継ぎ

 江草仁貴 36 3.54

 能見篤史 38 4.98

 ダーウィン 49 3.79

 ウィリアムス 47 1.90

 久保田智之 47 3.96

 抑え

 藤川球児 63 17 0.68

 

この年は2位となりました。終盤に怒涛の追い上げを見せましたが、わずかに1位には届きませんでした。打線では、やはり金本が中心でした。3割を超える打率に26本塁打を放ちました。濱中も3割20本をクリアしました。さらにシーツも3割をクリアし、19本、矢野が17本、鳥谷も長打力を伸ばし15本と二桁本塁打を達成した選手が5人いました。関本が規定打席未満ながら打率3割をクリアしました。赤星が打率を落とし、盗塁王も逃しましたが、リードオフマンとしてフルシーズン活躍しました。藤本が本来の力を出せれば、もっと高打率を残せるはずです。一方、ピッチャー陣は、井川が14勝を挙げ、最多奪三振のタイトルも獲得しました。下柳と福原が12勝、安藤が10勝を挙げ、4人が二桁勝利を記録しました。杉山が巻き返したいところです。中継ぎは、ウィリアムス、久保田が中心となりました。ウィリアムスは1点台の防御率をマークし、安定感抜群でした。ダーウィンもフルシーズン働き、能見も防御率4点台と苦しみながらも多くの登板機会を得ました。抑えは、主に藤川が務め、防御率0.68、17セーブで、シーズン途中までは中継ぎもやっていたこともあり、2年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。

 

2007年 3位

1 遊 鳥谷敬 273 10 43

2 中 赤星憲広 300 0 19

3 三 シーツ 243 9 54

4 左 金本知憲 265 31 95

5 一 林威助 292 15 58

6 右 桜井広大 281 9 43

7 捕 矢野輝弘 236 6 42

8 二 関本健太郎 243 7 25

9 投手

P  先発

 下柳剛 10ー8 4.11

 上園啓史 8ー5 2.42

 ボーグルソン 7ー6 4.13

 ジャン 6ー5 4.66

 杉山直久 4ー5 4.61

 中継ぎ

 橋本健太郎 46 4.74

 渡辺亮 53 2.47

 ウィリアムス 60 0.96

 江草仁貴 50 1.95

 久保田智之 90 1.75

 抑え

 藤川球児 71 46 1.63

 

この年は3位となりました。終盤に10連勝して、1位を狙えましたが、最終的には失速してしまいました。野手では、金本が31本を放ち、長打力を発揮しましたが、シーズン途中からは半月板を損傷した状態でプレーしており、打率は上がってきませんでした。林が台頭してきて、15本を放ち長打力を示しました。これからが楽しみです。鳥谷も10本を放ち二桁本塁打に到達しました。シーツ、関本、矢野が成績を落としてしまいましたが、赤星は打率3割をクリアしました。また桜井がブレークし、これからが楽しみです。一方、ピッチャー陣は、下柳が10勝を挙げ、チーム唯一の二桁勝利を達成しました。ルーキーの上園が8勝で新人王を獲得しました。共に新加入のボーグルソンが7勝、ジャンが6勝で、先発陣は新加入の選手が頑張りましたが、移籍した井川の穴は埋めきれませんでした。中継ぎは、ウィリアムス、江草、久保田が中心でした。ウィリアムスは防御率0点台で、もう素晴らしい領域です。江草と久保田も1点台の防御率を叩き出しました。久保田は90試合に登板し、最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。渡辺もブレークして、多くの出場機会を得ました。橋本も頑張りましたが、防御率4点台はレベルの高い中継ぎ陣の中では課題です。抑えは、藤川が務め、防御率1.63、46セーブで最多セーブのタイトルを獲得しました。

 

2008年 2位

1 中 赤星憲広 317 0 30

2 二 平野恵一 263 1 21

3 一 新井貴浩 306 8 59

4 左 金本知憲 307 27 108

5 三 関本賢太郎 298 8 52

6 遊 鳥谷敬 281 13 80

7 右 葛城育郎 261 1 29

8 捕 矢野輝弘 275 4 36

9 投手

P  先発

 安藤優也 13ー9 3.20

 岩田稔 10ー10 3.28

 下柳剛 11ー6 2.99

 中継ぎ

 アッチソン 42 3.70

 江草仁貴 55 2.78

 渡辺亮 66 2.67

 久保田智之 69 3.16

 ウィリアムス 55 3.09

 抑え

 藤川球児 63 38 0.67

 

この年は2位となりました。しかし、前半は1位を独走しており、そこから大逆転を許したため、優勝できたシーズンでもありました。野手では、金本が打率307、27本、108打点と主砲らしい成績を残しました。しかし、金本の1人主砲だった感は否めず、新加入で期待された新井も打率は期待通り3割をクリアしましたが、ホームラン数は少なかったです。鳥谷が13本を放ち、二桁本塁打を達成したのが、金本と鳥谷の2人でした。赤星が打率317と好成績を残しました。関本、矢野も安定した成績を残しました。新加入の平野がまずまずの成績でしたが、もう少しやれるはずです。葛城もまずまず活躍しました。一方、ピッチャー陣は、安藤が13勝、下柳が11勝、ブレークした岩田が10勝とこの3人は期待通りでしたが、他の先発陣が固定できず、やりくりに苦しみました。中継ぎは、江草、渡辺、ウィリアムス、久保田が中心でしたが、ウィリアムスと久保田は勤続疲労もあり、やや防御率は高くなりました。しかし、久保田は最優秀中継ぎのタイトルを獲得しました。アッチソンも先発と中継ぎをはフル稼働で頑張りました。抑えは、藤川が務め、防御率0.67、38セーブと素晴らしい成績を残しました。

 

2009年 4位

1 中 平野恵一 270 0 18

2 二 関本賢太郎 271 3 44

3 遊 鳥谷敬 288 20 75

4 左 金本知憲 261 21 91

5 三 新井貴浩 260 15 82

6 一 ブラゼル 291 16 49

7 右 桜井広大 302 12 42

8 捕 狩野恵輔 262 5 35

9 投手

P  先発

 能見篤史 13ー9 2.62

 安藤優也 8ー12 3.90

 久保康友 9ー8 3.75

 下柳剛 8ー8 3.62

 岩田稔 7ー5 2.68

 福原忍 3ー10 4.84

 中継ぎ

 江草仁貴 62 2.71

 アッチソン 75 1.70

 抑え

 藤川球児 49 25 1.25

 

この年は4位となりました。打線では、鳥谷が軸となり、20本をクリアしました。金本は21本塁打でしたが、打率は大幅に落ち、やや衰えも出てきたシーズンかもしれません。途中加入のブラゼルが16本、新井が15本、桜井が規定打席未満ながら打率3割に12本と長打力はまずまずでした。平野と関本もシーズンを通して安定した成績を残しました。キャッチャーは狩野がこの年は成長し、ほぼ正捕手となりました。一方、ピッチャー陣は、能見が一気に勝ち星を伸ばし、13勝でチーム唯一の二桁勝利を挙げました。新加入の久保が9勝、安藤と下柳が8勝、岩田が7勝とある程度安定した先発の枚数は揃いました。中継ぎは、江草とアッチソンが軸となり、アッチソンは1点台の防御率をマークしました。しかし、この2人以外に目立った活躍した選手はおらず、やや枚数不足でした。抑えは、藤川が務め、防御率1.25、25セーブと役割を果たしました。

 

この5年間は、優勝は2005年のみでしたが、2006〜2008年はいずれも優勝を狙えるシーズンでした。特に投手陣が強力で、JFKと呼ばれた中継ぎ陣が安定感抜群でした。そこに加えて、渡辺、江草、アッチソンもおり、中継ぎは12球団でも屈指でしょう。金本、赤星の中心選手も上位にいた時は必ず活躍していました。桜井、狩野あたりに次の5年間は期待したいところですね。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

阪神2000年以降振り返り①

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、阪神の2000〜2004年について振り返りいきたいです。

 

2000年 6位

1 左 坪井智哉 272 4 32

2 二 和田豊 253 1 20

3 右 タラスコ 239 19 57

4 中 新庄剛志 278 28 85

5 一 大豊泰昭 241 23 54

6 捕 矢野輝弘 269 5 26

7 三 ハートキー 272 4 27

8 遊 田中秀太 251 1 17

9 投手

P  先発

 川尻哲郎 10ー7 3.17

 ハンセル 7ー8 4.34

 藪恵壹 6ー10 4.17

 星野伸之 5ー10 4.04

 湯舟敏郎 4ー7 5.21

 中継ぎ

 福原忍 36 3.29

 中込伸 25 4.62

 西川慎一 45 1.93

 伊藤敦規 71 1.86

 ミラー 17 7.41

 遠山奨志 54 2.55

 抑え

 葛西稔 43 17 2.45

 

この年は6位となってしまいました。打線では、新庄が28本、大豊が23本で20本塁打を2人が達成しました。タラスコが19本でまずまず長打力を発揮しました。坪井、矢野がほぼ1年間フル出場しましたが、他の選手は半レギュラーという感じで、まだまだレギュラー定着とはいってない状況でした。一方、ピッチャー陣は、川尻が10勝でチーム唯一の二桁勝利を達成しました。ハンセルが7勝、藪が6勝、星野伸が5勝を挙げましたが、この3人は貯金を作れず、本来ならもう少し勝ち星を上積みできたはずです。中継ぎは、西川、伊藤、遠山が中心となり、西川と伊藤は1点台の防御率を記録しました。抑えは、主に葛西が務め、17セーブを挙げました。

 

2001年 6位

1 二 上坂太一郎 253 6 24

2 中 赤星憲広 292 1 23

3 左 濱中おさむ 263 13 53

4 右 桧山進次郎 300 12 57

5 一 広澤克実 284 12 46

6 三 今岡誠 268 4 40

7 捕 矢野輝弘 242 8 30

8 遊 藤本敦士 269 1 17

9 投手

P  先発

 福原忍 9ー12 3.13

 井川慶 9ー13 2.67

 カーライル 7ー10 3.87

 ハンセル 5ー13 3.49

 谷中真二 7ー3 3.21

 中継ぎ

 伊達昌司 28 3.75

 遠山奨志 52 4.88

 伊藤敦規 52 1.79

 抑え

 成本年秀 45 20 2.34

 

この年は6位となってしまいました。打線では、出場機会が少ないながらクルーズが14本でチーム最多本塁打となりました。濱中が台頭し、13本塁打を放ちました。桧山が打率3割に12本、広澤も12本となりましたが、長打力不足は翌年以降の課題ですね。ルーキーの赤星が大ブレークし、盗塁王と新人王を獲得しました。今岡もまずまず安定した成績でしたが、本来はもう少し長打を打てる選手のはずです。上坂、藤本といった俊足タイプの選手も出てきており、翌年以降どこまで成績を伸ばしてくるか楽しみです。一方、ピッチャー陣は、福原と台頭してきた井川が9勝、カーライルと谷中が7勝、ハンセルが5勝と先発陣は数はいるので、勝ち星を少し上積みしていきたいところです。中継ぎは、伊藤が中心で1点台の防御率を記録しました。遠山が防御率4点台で巻き返したいところです。伊達も頑張りました。抑えは、成本が務め20セーブを挙げました。

 

2002年 4位

1 二 今岡誠 317 15 56

2 中 赤星憲広 252 0 12

3 三 片岡篤史 228 11 46

4 一 アリアス 258 32 82

5 右 桧山進次郎 293 13 61

6 左 濱中おさむ 301 18 51

7 遊 関本健太郎 254 5 11

8 捕 矢野輝弘 321 6 27

9 投手 

P  先発

 井川慶 14ー9 2.49

 ムーア 10ー11 3.33

 藪恵壹 10ー6 3.14

 川尻哲郎 5ー4 3.02

 中継ぎ

 谷中真二 41 3.43

 伊達昌司 41 3.32

 金澤健人 50 4.33

 抑え

 バルデス 42 22 1.54

 

この年は4位となりました。星野監督となり、雰囲気がかなり変わってきました。打線では、新加入のアリアスが32本塁打を放ち、長打力不足をとりあえずは補いました。濱中が規定打席未満ながら3割を超える打率に18本、今岡も打率317、15本、桧山が13本、新加入の片岡が11本を放ち、だいぶ長打が出るようになってきました。赤星がやや成績を落としながらも2年連続の盗塁王を獲得しました。矢野も故障離脱した時期がありながらも高打率をマークしました。関本が新たに台頭してきており、若手選手の中でどの選手がレギュラーを奪うのか実物です。一方、ピッチャー陣は、井川が一気に成績を伸ばし、14勝で最多奪三振のタイトルを獲得しました。新加入のムーアと藪が10勝を挙げ、3人が二桁勝利を挙げました。川尻も5勝を挙げました。5番手以降の先発陣が課題ですね。中継ぎは、伊達、谷中、金澤の登板数が多く頑張りました。金澤は次は4点台だった防御率を下げることを課題にしたいところです。抑えは、バルデスが務め、防御率1.54、22セーブと活躍しました。

 

2003年 1位

1 二 今岡誠 340 12 72

2 中 赤星憲広 312 1 35

3 左 金本知憲 289 19 77

4 右 桧山進次郎 278 16 63

5 三 片岡篤史 296 12 55

6 一 アリアス 265 38 107

7 捕 矢野輝弘 328 14 79

8 遊 藤本敦士 301 0 36

9 投手

P  先発

 井川慶 20ー5 2.80

 伊良部秀輝 13ー8 3.85

 ムーア 10ー6 4.35

 下柳剛 10ー5 3.73

 藪恵壹 8ー3 3.96

 中継ぎ

 久保田智之 26 3.12

 吉野誠 56 3.27

 安藤優也 51 1.62

 抑え

 ウィリアムス 52 25 1.54

 

この年は18年ぶりにリーグ優勝を果たし、日本シリーズでも、ダイエーをあと一歩まで追い詰めました。前年のオフに負け犬根性を取っ払うためと大幅な選手の入れ替えを行い、このシーズンに臨みました。その中で、伊良部、金本といった投打の柱となれる選手を獲得しました。野手では、アリアスが38本107打点と主砲の役割を果たしました。次いで、金本が19本、桧山が16本、矢野が14本、今岡と片岡が12本、シーズン途中で故障離脱してしまいながらも濱中が11本とかなり怖い打線となってきました。今岡は打率340で首位打者を獲得しました。矢野が打率328、赤星が312、藤本も3割をクリアし、若手もかなり成績を伸ばしてきました。赤星は3年連続で盗塁王を獲得しました。一方、ピッチャー陣は、井川が防御率2.80、20勝でMVP、最多勝最優秀防御率沢村賞、最高勝率と多くのタイトルを獲得しました。伊良部が13勝、ムーアと新加入の下柳が10勝、藪が8勝で、先発陣5人で61勝とかなり勝ちました。中継ぎは、吉野と安藤が中心となり、ルーキーの久保田も台頭してきました。安藤は1点台の防御率をマークし、大ブレークしました。抑えは、主にウィリアムスが務め、防御率1.54、25セーブと活躍しました。

 

2004年 4位

1 中 赤星憲広 300 0 30

2 遊 藤本敦士 257 5 33

3 二 今岡誠 306 28 83

4 左 金本知憲 317 34 113

5 右 桧山進次郎 306 18 84

6 一 アリアス 272 25 84

7 三 関本健太郎 316 5 41

8 捕 矢野輝弘 285 11 65

9 投手

P  先発

 井川慶 14ー11 3.73

 福原忍 10ー15 3.87

 藪恵壹 6ー9 3.02

 下柳剛 7ー5 5.12

 三東洋 5ー0 4.91

 中継ぎ

 桟原将司 44 3.48

 久保田智之 28 4.04

 安藤優也 57 3.58

 抑え

 ウィリアムス 51 14 3.28

 

この年は4位となりました。前年にぶっちぎりで優勝し、前年よりも戦力が上がったと言われており期待されましたが、結果は出ませんでした。野手では、金本が完全に打線の中心となり、打率317、34本、113打点で打点王のタイトルを獲得しました。今岡が3割を超える打率に28本、アリアスが25本で3人が20本塁打を達成しました。桧山も打率3割をクリアして18本、矢野が11本で長打の怖さはある打線でした。赤星が打率3割に4年連続の盗塁王を獲得しました。関本がかなり成績を挙げ、規定打席未満ながら3割を超える打率を残しました。藤本が巻き返したいところですね。一方、ピッチャー陣は、井川が14勝で最多奪三振を獲得しました。福原が10勝、下柳が7勝、藪が6勝、台頭してきた三東が5勝で、先発陣の枚数はいましたが、勝ち数をもう少し伸ばして貯金を作りたいところです。中継ぎは、ルーキーの桟原と安藤が中心でした。久保田は4点台の防御率を下げたいところです。抑えは、ウィリアムスが務め、14セーブを挙げましたが、ややセーブ数は少なかったです。

 

この5年間は、2000年と2001年が最下位でしたが、その中でも、今岡、赤星、藤本、井川などが出てきており、その選手が活躍して2003年に優勝しました。今後もこれらの選手が活躍してほしいところです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

DeNA2000年以降振り返り④

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回は、DeNAの2015〜2019年について振り返っていきたいです。

 

2015年 6位

1 中 荒波翔 298 4 14

2 二 石川雄洋 259 1 18

3 右 梶谷隆幸 275 13 66

4 左 筒香嘉智 317 24 93

5 一 ロペス 291 25 73

6 三 バルディリス 258 13 56

7 遊 倉本寿彦 208 2 20

8 捕 嶺井博希 237 5 26

9 投手

P  先発

 久保康友 8ー7 4.12

 三浦大輔 6ー6 4.13

 井納翔一 5ー8 3.27

 モスコーソ 3ー6 5.19

 山口俊 3ー6 4.49

 砂田毅樹 3ー5 3.20

 中継ぎ

 三嶋一輝 20 4.81

 小杉陽太 27 4.33

 須田幸太 29 3.86

 長田秀一郎 45 2.06

 田中健二朗 35 2.20

 エレラ 52 2.96

 抑え

 山崎康晃 58 37 1.92

 

この年は6位に逆戻りしてしまいました。打線では、筒香が打率317、24本で完全に打線の中心に君臨しました。新加入したロペスが25本でチーム最多本塁打バルディリスと梶谷が13本で、この辺りの選手が長打力を発揮しました。この年は倉本が台頭してきました。また嶺井が正捕手争いに組み込んできており、競争が熾烈となってきました。一方、ピッチャー陣は、久保が8勝でチーム最多勝、三浦が6勝、井納が5勝を挙げましたが、本来の実力からするともう少し勝てたと思います。この年は砂田が台頭してきており、今後に期待したいところです。中継ぎは、長田、田中、エレラが軸となりました。田中はこの年大ブレークしました。抑えはルーキーの山崎康が務め、防御率1.92、37セーブを残しました。

 

2016年 3位

1 中 桑原将志 284 11 49

2 二 石川雄洋 209 2 14

3 一 ロペス 263 34 95

4 左 筒香嘉智 322 44 110

5 三 宮崎敏郎 291 11 36

6 右 梶谷隆幸 273 18 56

7 遊 倉本寿彦 294 1 38

8 捕 戸柱恭孝 226 2 23

9 投手

P  先発

 山口俊 11ー5 2.86

 石田健大 9ー4 3.12

 今永昇太 8ー9 2.93

 井納翔一 7ー11 3.50

 久保康友 5ー8 3.55

 モスコーソ 5ー7 5.18

 中継ぎ

 加賀繁 26 5.40

 ザガースキー 32 4.96

 須田幸太 62 2.68

 砂田毅樹 17 3.78

 田中健二朗 61 2.45

 三上朋也 59 2.61

 抑え

 山崎康晃 59 33 3.59

 

この年は3位となりました。この年から監督がラミレスとなり、戦い方も大きく変わってきました。野手では、筒香が打率322、44本110打点で本塁打王を獲得しました。ロペスも34本で30本を2人が達成しました。梶谷が18本、共にこの年にブレークした桑原と宮崎が11本を放ち、翌年以降にも期待したいところです。キャッチャーとして戸柱が台頭して、ほぼ正捕手に近づいてきました。倉本もフルシーズン試合に出場し活躍しました。一方、ピッチャー陣は、山口が11勝でチーム最多勝、石田が9勝、ルーキーの今永が8勝、井納が7勝、久保とモスコーソが5勝で先発陣はある程度計算できる選手が揃ってきました。石田と今永の台頭が大きかったです。中継ぎは、須田、田中、三上が中心となりました。ザガースキー、加賀も奮闘しましたが、防御率は4点台以上とやや不安定でした。抑えは、山崎康が務め、33セーブを挙げました。

 

2017年 3位

1 中 桑原将志 269 13 52

2 二 柴田竜拓 233 1 11

3 左 筒香嘉智 284 28 94

4 一 ロペス 301 30 105

5 三 宮崎敏郎 323 15 62

6 捕 戸柱恭孝 214 9 52

7 右 梶谷隆幸 243 21 60

8 投手

9 遊 倉本寿彦 262 2 50

P  先発

 今永昇太 11ー7 2.98

 ウィーランド 10ー2 2.98

 濱口遥大 10ー6 3.57

 井納翔一 6ー10 3.84

 石田健大 6ー6 3.40

 中継ぎ

 エスコバー 27 3.44

 加賀繁 33 4.44

 須田幸太 23 8.10

 砂田毅樹 62 4.12

 田中健二朗 60 4.47

 パットン 62 2.70

 平田真吾 33 4.71

 三上朋也 61 5.12

 抑え

 山崎康晃 68 26 1.64

 

この年はレギュラーシーズン3位でしたが、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズまで進出しました。日本一には届きませんでしたが、ソフトバンクを追い詰めました。野手では、ロペスが打率305、30本105打点で3割30本100打点を達成しました。筒香も28本、梶谷が21本を放ち、3人が20本塁打を達成しました。宮崎が打率323、15本とまた一段と成績を上げてきました。桑原も13本を放ち、パンチ力を発揮しました。柴田が台頭して、多くの出場機会を得た他、倉本もフルシーズン活躍しました。戸柱が率をもう少し上げたいところです。一方、ピッチャー陣は、今永が11勝、新戦力のウィーランドとルーキーの濱口が10勝で3人が二桁勝利を達成しました。井納と石田が6勝で、若手の台頭によりだいぶローテーションも強力になってきました。中継ぎは、パットンと防御率4点台ながら、先発から転向した砂田、田中健が中心となり引っ張りました。三上も多くの登板機会を得ましたが防御率5点台は修正点です。エスコバー、加賀、平田も活躍し、枚数はかなり揃っていました。抑えは、山崎康が務め、防御率1.64、26セーブを挙げました。

 

2018年 4位

1 右 神里和毅 251 5 21

2 二 ソト 310 41 95

3 一 ロペス 288 26 77

4 左 筒香嘉智 295 38 89

5 三 宮崎敏郎 318 28 71

6 中 桑原将志 261 9 26

7 捕 嶺井博希 177 5 25

8 投手

9 遊 大和 244 2 27

P  先発

 東克樹 11ー5 2.45

 京山将弥 6ー6 5.64

 平良拳太郎 5ー3 3.49

 濱口遥大 4ー5 3.90

 ウィーランド 4ー9 4.99

 今永昇太 4ー11 6.80

 石田健大 3ー7 4.97

 中継ぎ

 井納翔一 24 3.54

 エスコバー 53 3.57

 砂田毅樹 70 3.61

 パットン 58 2.57

 三上朋也 65 3.05

 三嶋一輝 60 3.97

 抑え

 山崎康晃 57 37 2.72

 

この年は4位となりました。先発陣のやりくりでやや苦労したところがありました。野手では、ソトが打率310、41本で本塁打王を獲得しました。筒香が38本で30本をクリアした選手が2人となりました。さらに、宮崎が打率318、28本、ロペスが26本で20本塁打をクリアした選手が、4人となりました。桑原がやや成績を落としましたが、神里が台頭してきました。新加入の大和はもう少し打率を上げたいところです。正捕手争いもこの年は嶺井の出場機会が多かったですが、まだまだ正捕手になるには課題があります。一方、ピッチャー陣は、ルーキーの東が11勝でチーム唯一の二桁勝利を達成しました。京山が6勝、平良が5勝と新しい顔ぶれの選手が頑張りましたが、前年までに実績を残した選手が軒並み成績を落としてしまい、復調してほしいところです。中継ぎは、砂田、エスコバー、パットン、三上、三嶋と多くの選手が安定して活躍しました。抑えは、山崎康が務め、37セーブを挙げました。

 

2019年 2位

1 中 神里和毅 279 6 35

2 左 筒香嘉智 272 29 79

3 二 ソト 269 43 108

4 一 ロペス 241 31 84

5 三 宮崎敏郎 284 15 49

6 右 佐野恵太 295 5 33

7 捕 伊藤光 254 8 27

8 遊 大和 237 0 37

9 投手

P  先発

 今永昇太 13ー7 2.91

 上茶谷大河 7ー6 3.96

 濱口遥大 6ー5 3.17

 大貫晋一 6ー5 5.00

 平良拳太郎 5ー6 4.11

 中継ぎ

 石田健大 40 2.14

 国吉佑樹 53 4.80

 パットン 42 5.15

 藤岡好明 32 1.86

 三嶋一輝 71 4.33

 武藤祐太 31 3.32

 抑え

 山崎康晃 61 30 1.95

 

この年は2位となりましたが、クライマックスシリーズのファーストステージで敗退しました。野手では、ソトが43本108打点で2年連続の本塁打王を獲得しました。ロペスが31本、筒香が29本で3人が20本塁打をクリアしました。宮崎も15本で長打力を発揮しました神里がほぼレギュラーの座を獲得し、1年間活躍しました。また佐野が台頭してきており、代打の切り札で満足せず、レギュラーを獲得したいところです。キャッチャーは、前年に途中加入した伊藤がほぼレギュラーとなりました。一方、ピッチャー陣は、今永が13勝でチーム唯一の二桁勝利を達成しました。ルーキーの上茶谷が7勝を挙げ大ブレーク、濱口と台頭してきた大貫が6勝、平良が5勝とある程度枚数は揃ってきました。伸び代のある若手が多いので、さらに成績を伸ばしていきたいところです。中継ぎは、エスコバー、三嶋、国吉、パットンが中心となりました。三嶋と国吉が防御率4点台、パットンが5点台でここは修正ポイントです。また武藤と藤岡も頑張りました。藤岡は1点台の防御率を記録しました。抑えは、山崎康が務め、防御率1.95、30セーブを挙げました。

 

この5年間では、監督がラミレスとなり、大きく戦い方が変わって日本シリーズに進出した年もありました。宮崎、桑原、神里、東、今永、濱口、山崎康、砂田などなど沢山の生え抜き若手選手が育ってきました。今後も期待したいところです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。

 

DeNA2000年以降振り返り③

こんにちは、野球好き大学生です。

 

今回はDeNAの2010〜2014年を振り返っていきたいです。

 

2010年 6位

1 右 内川聖一 315 9 66

2 遊 石川雄洋 294 0 18

3 一 ハーパー 316 19 56

4 三 村田修一 257 26 88

5 左 スレッジ 252 28 78

6 二 カスティーヨ 273 19 55

7 中 下園辰哉 286 3 28

8 捕 武山真吾 187 1 22

9 投手

P  先発

 清水直行 10ー11 5.40

 大家友和 7ー9 4.59

 加賀繁 3ー12 3.66

 三浦大輔 3ー8 7.23

 ランドルフ 2ー9 4.25

 寺原早人 4ー3 3.67

 中継ぎ

 牛田成樹 41 1.21

 加藤康介 49 7.81

 江尻慎太郎 54 4.22

 真田裕貴 62 3.88

 抑え

 山口俊 54 30 2.62

 

この年は6位となってしまいました。投手、野手ともに、新加入した選手が活躍した傾向にありました。野手では、新加入のスレッジが28本、村田が26本で2人が20本塁打をクリアしました。共に新外国人選手のハーパーとカスティーヨが19本を放ち、20本まであと一歩でした。ハーパーは途中加入のため、規定打席には届きませんでしたが、打率3割をクリアしました。内川も打率3割をクリアしました。内川は首位打者を獲得した2008年以降日本を代表する選手に成長しました。台頭した下園と石川も安定していました。キャッチャーは武山の出場機会が多かったですが、まだ固定できていない感じです。一方、ピッチャー陣は、新加入の清水が10勝でチーム唯一の二桁勝利を達成しました。またメジャーリーグから復帰した大家も7勝で2人がローテーションの中心となっていました。しかし、この2人以外は非常に苦労した形となっており、先発陣の課題は続きそうです。中継ぎは、牛田、真田が中心となり、牛田は1点台の防御率を記録しました。江尻と加藤も頑張りましたが、江尻は4点台、加藤は7点台と高かった防御率が課題です。抑えは、山口が務め、30セーブを挙げました。

 

2011年 6位

1 右 下園辰哉 265 4 25

2 遊 石川雄洋 260 0 22

3 左 スレッジ 260 20 57

4 三 村田修一 253 20 70

5 一 ハーパー 278 9 39

6 中 金城龍彦 272 3 29

7 二 渡辺直人 266 1 24

8 捕 細山田武史 208 1 11

9 投手

P  先発

 高崎健太郎 5ー15 3.45

 三浦大輔 5ー6 2.91

 加賀繁 4ー3 3.57

 小林太志 4ー3 3.47

 中継ぎ

 真田裕貴 53 4.22

 藤江均 47 1.58

 牛田成樹 45 3.69

 大原慎司 71 3.05

 篠原貴行 67 1.84

 江尻慎太郎 65 2.06

 抑え

 山口俊 59 34 2.49

 

この年は6位となってしまいました。野手では、村田とスレッジが20本塁打を放ち、2人が20本をクリアしました。統一球の影響もあったとは思いますが、前年よりも成績を落としてしまった選手が多かったです。その中で内川が抜けた穴は大きく、埋めきれませんでした。石川と渡辺はほぼフルシーズン安定して活躍しました。キャッチャーはこの年は細山田の出場機会がやや多かったですが、固定はできませんでした。下園やハーパーなどの成績を落としてしまった選手も合わせて巻き返したいところです。一方、ピッチャー陣は、先発は高崎と三浦が5勝を挙げましたが、本来の力からするとまだまだ勝ち星を増やせる選手のため、不本意な成績でした。この年もこの2人以外に目立って活躍した選手はおらず、枚数不足です。中継ぎは、藤江、大原、篠原、牛田、江尻など枚数が豊富にいました。特に、台頭してきた藤江と篠原は1点台の防御率をマークし、好投しました。抑えは、山口が務め、34セーブを挙げました。

 

2012年 6位

1 中 荒波翔 268 1 25

2 遊 内村賢介 237 0 18

3 一 中村紀洋 274 11 61

4 左 ラミレス 300 19 76

5 三 筒香嘉智 218 10 45

6 右 金城龍彦 238 3 18

7 二 石川雄洋 285 1 14

8 捕 鶴岡一成 189 1 15

9 投手

P  先発

 三浦大輔 9ー9 2.86

 高崎健太郎 7ー10 3.20

 藤井秀悟 7ー7 3.75

 国吉佑樹 4ー12 3.67

 中継ぎ

 藤江均 52 3.26

 篠原貴行 50 4.91

 加賀繁 61 2.86

 菊地和正 63 2.37

 抑え

 山口俊 60 22 1.74

 

この年も6位となってしまいました。野手では新加入のラミレスが打率3割に、19本塁打を放ち打線の中心となりました。中村が11本、筒香が10本とクリーンナップの選手が長打力を発揮しました。筒香はまだまだ率は低いですが、和製大砲としての可能性を感じさせました。荒波もブレークし、フルシーズン活躍しました。石川も出場機会は減りましたが、安定はしていました。しかし、このシーズンも結局正捕手は固定できずで課題が残りました。一方、ピッチャー陣は、三浦が9勝、高崎と新加入の藤井が7勝で前年よりも幾分安定してきました。国吉もこの年は成績には結びつきませんでしたが、持ってるボール自体は良く、これからに期待したいところです。中継ぎは、藤江、先発から転向の加賀、菊地が軸となりました。比較的中継ぎ陣はある程度良い選手が揃っている印象です。前年大活躍の篠原が防御率4点台と苦しみ、巻き返したいところです。抑えは、山口が務め、防御率1.74、22セーブと活躍しました。

 

2013年 5位

1 二 石川雄洋 275 5 41

2 遊 梶谷隆幸 346 16 44

3 中 モーガン 294 11 50

4 一 ブランコ 333 41 136

5 三 中村紀洋 281 14 61

6 左 金城龍彦 291 6 36

7 右 荒波翔 258 2 30

8 捕 鶴岡一成 250 3 40

9 投手

P  先発

 三浦大輔 9ー13 3.94

 三嶋一輝 6ー9 3.94

 藤井秀悟 6ー5 3.54

 井納翔一 5ー7 5.34

 須田幸太 6ー3 4.83

 中継ぎ

 大田阿斗里 38 3.72

 加賀繁 48 3.97

 大原慎司 58 3.00

 山口俊 44 5.40

 抑え

 ソーサ 55 19 1.79

 

この年は5位となりました。打線では、新加入のブランコが、打率333、41本136打点と素晴らしい成績を残し、首位打者打点王のタイトルを獲得しました。さらに梶谷がブレークしてきて、規定打席には未到達ながら、350に迫る打率に16本塁打をマークしました。翌年以降に期待が持てそうです。中村が14本、モーガンが11本、出場機会が少ないながら、復帰した多村が12本と長打力を発揮しました。荒波も率をもう少し上げていきたいところですがフルシーズン活躍はしました。石川は安定していますね。課題だったキャッチャーもベテランの鶴岡一がレギュラー争いを頭一つリードした感じです。一方、ピッチャー陣は、三浦が9勝、三嶋、藤井、須田が6勝、井納が5勝を挙げました。三嶋、須田、井納と新しい顔ぶれが伸びてきました。中継ぎは大原と加賀が中心となりました。大田も台頭してきました。山口が防御率5点台と苦しみ、巻き返したいところです。抑えは、新加入のソーサが務め、防御率1.79、19セーブと活躍しました。

 

2014年 5位

1 中 石川雄洋 248 7 36

2 遊 山崎憲晴 239 2 20

3 二 グリエル 305 11 30

4 一 ブランコ 283 17 60

5 左 筒香嘉智 300 22 77

6 三 バルディリス 255 17 52

7 右 梶谷隆幸 263 16 72

8 捕 黒羽根利規 264 2 24

9 投手

P  先発

 井納翔一 11ー9 4.01

 久保康友 12ー6 3.33

 モスコーソ 9ー9 3.39

 山口俊 8ー5 2.90

 三浦大輔 5ー6 3.04

 中継ぎ

 加賀繁 37 4.93

 大原慎司 44 4.45

 林昌範 56 3.15

 国吉佑樹 49 3.47

 ソーサ 27 4.94

 長田秀一郎 52 3.86

 抑え

 三上朋也 65 21 2.33

 

この年は5位となっていました。打線の中心は筒香で、さらに成績を挙げ、打率3割、22本の成績を残しました。ブランコと新加入のバルディリスが17本、梶谷が16本、グリエルが11本と長打力のある選手が打線に多くいました。キューバの至宝のグリエルは途中加入で打席数が少ないながらも3割を超える打率と長打力を見せ、翌年以降が楽しみです。石川と山崎がもう少し率を上げたいところですね。キャッチャーは鶴岡一が移籍したところで、黒羽根がほぼ正捕手となりました。一方、ピッチャー陣は、新加入の久保が12勝、井納が11勝で、2人が二桁勝利を達成しました。新加入のモスコーソが9勝、先発に転向した山口が8勝、三浦が5勝で、明らかに計算できる先発投手が増えました。中継ぎは、林と先発から転向の国吉、長田が中心となりました。加賀、大原、ソーサも防御率は4点台でしたが、多くの登板機会を得ました。抑えは、主に台頭した三上が務め、21セーブを挙げました。

 

2010〜2014年は、2010〜2012年の3年間は連続して最下位と苦しみました。しかし、その中でも何人か良い選手も出てきて、2013年と2014年は、最下位を脱出しました。筒香、梶谷、井納あたりが次の5年間で主力となってほしいところです。

 

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

次回もお楽しみに。