私が奈良大付を応援する理由

こんにちは、高校野球好き大学生です。

 

今回は私が奈良大付を応援する理由について書いていきたいと思います。

 

まず奈良大付とは、奈良ではここ最近常に上位の有力校でいつ優勝してもおかしくない状況でした。

 

しかし、奈良で優勝しようと思えば「智弁学園」「天理」といった2校に勝たなければなりません。この2校は他の奈良の高校にとってとても大きな壁となって立ちはだかっていました。奈良は他の都道府県と比べると参加校数は少ないため、一見レベルの低い県のように思われるかもしれないです。しかし、私は決してそうとは思わず、むしろレベルの高い県だと思っています。(こう言うと、大阪府や神奈川県の方には怒られるかもしれませんが…)

 

そんな中で、年を追うごとに力をつけ県内では常に有力校の扱いだった奈良大付は、夏の予選も県予選ベスト4以上に入る年はとても多く、決勝に行くことも多かったです。しかし、甲子園まであと1勝、ここの壁がものすごく厚いものでした。毎年、智弁学園や天理とも十分に戦える素晴らしいチームを作ってきながら、後一歩で勝てない、、そんな状況が続いていました。秋の大会でも、センバツまで後1勝で有力というところで負けてしまい、センバツ補欠校になってしまうこともありました。そんな中で2014年の秋の近畿大会で、近畿ベスト4に初めてなり、センバツにも出場しました。この時の初戦はそのセンバツを制すこととなる敦賀気比が相手でしたが、十分に戦えており、奈良から甲子園で勝負できるチームが増えたというように感じていました。

 

そして、忘れもしない時がやってきます。2018年の夏の決勝天理戦だです。

そもそも2018年の奈良大付は、「奈良大付史上最弱」とも言われており元々例年ほど期待できるチームではなかったようでした。

 

しかし、その言葉を逆に力に変え、練習に取り組みついに決勝の舞台まで勝ち進んできました。

勝戦も決して思い通りの試合とはなりませんでした。序盤に3点を先攻されましたが、それでも追いつき打線は中盤までに9点を取りました。天理も強く常にランナーを置く展開でしたが、再三のピンチをなんとか凌ぎ、9ー5と4点をリードして9回に入りました。そして、天理の先頭打者はオリックスにドラ1で入団した太田くんでした。見事三振!これで流石に4点は追いつかないだろう、勝った、ついに甲子園だ、と私は思ってしまいましたが、天理はこのままでは終わりませんでした。ここから猛反撃し、4点差を追いつきました。また奈良大付夏の甲子園は夢に終わってしまうのか、、そう思っていました。しかし、奈良大付の見事な守備もあり、逆転までは許さず望みをつなぎました。

ちなみに9回の3アウトめには、1塁ランナーの3塁タッチアウトが早かったのか、2塁ランナーのホームインが早かったのかで少し誤審?があり、奈良大付の選手たちは一旦優勝と勘違いしてしまったというハプニングもありました。

しかし、ここでも気落ちすることなく、11回裏に植垣選手が見事なセンターオーバーのサヨナラタイムリーを放ち夏の甲子園初出場を決めました。

この試合をテレビ観戦していた私は、本当に感動したのを覚えています。今でも植垣選手の打球が外野の芝生に落ちた時にガッツポーズしていたことを鮮明に覚えています。

そしてその後、奈良大付による校歌斉唱がありましたが、この時に泣いている選手が多く、これまで後一歩で敗れ去っていた先輩たちの思いが集まったように感じてもらい泣きしていました。

 

甲子園でも堂々とした戦いで2回戦まで進み全国の高校野球ファンの方にも奈良大付は甲子園で通用すると思わせることができたと思います。

 

2019夏は惜しくも智弁学園に敗れてしまいましたが、さらに打線は強化されており新チームにも期待しています。

 

私は、後一歩で何度も届かなかった夢を諦めずに何度も挑戦し続け夢を叶えた奈良大付の野球部の選手たちに諦めないことの大切さを学んだ気がしました。「辛いことがあっても一生懸命に取り組めばいつか成果が出る」このことを奈良大付の選手に教えてもらえた気がしています。本当に奈良大付の選手たちには一高校野球ファンとして感謝しています。

 

では長くなりましたが、こちらが私が奈良大付を応援する理由です。

ご覧いただきありがとうございました。